どんな権力にも沖縄は屈しない! ~ 最高裁の不当判決抗議集会


 最高裁は4日、辺野古の埋め立てをめぐる裁判で、沖縄県の訴えを全く審議することなく退け、国のいうことを聞け!と恫喝するような判決を下した。

 今日午後6時から、県庁前県民広場に750名余の県民が結集し、抗議の声をあげた

 「これまでやってきた裁判の判決の中でもっとも最悪、最低のひどい判決」と、判決内容を説明した加藤弁護士。「万魂の怒りをもって、デニー知事を支えてこれからも闘う。裁判だけが辺野古の闘いではない」とあまりにも理不尽な判決に怒りをあらわにした。

次々マイクを握った国会議員代表、県議会代表、各島ぐるみ会議の代表も

「この国の司法は崩壊した。最高裁ではなく、最低裁判所だ!」

「わずか5人の裁判官が決めたこのような中身のない判決に、沖縄の未来を託すわけにはいかない」

「辺野古の埋め立ては40年、50年かけても完成しない。それをわかっていながらアメリカが黙っているのは、普天間をいつまでも使い続けるためだ」

「中央行政の堕落は、地方の市民の力が正す。そうすすればこの国は救われる。どんな権力にも沖縄は負けない」など、怒りの声が相次いだ。

 

 

 

2023年9月5日リンクURL

旧盆の渡嘉敷島

 旧盆で、ふるさと・渡嘉敷島に行ってきました。

 毎度変わらぬ島の風景ですが、これが私にとっては「これぞ故郷!」の光景なんです。どうぞお許しあれ!

 台風接近で必ずしも100点満点の慶良間ブルーに輝く風景とはなりませんでしたが、それでも「故郷に帰ってきた!」と、ふっと心が緩み、声を出して叫びたくなるような景色です。



 <我が家のウークイ料理~海山の珍味満載  いわゆる精進料理ではない

 今どきは、どこの家庭でもお盆など祭祀・行事料理は、スーパーや総菜屋さんに注文して出来合いの重箱料理で間に合わせるのが一般的ですが、我が家はお餅をはじめすべての料理を手作りします。揚げ物、煮もの、あえ物、汁物、ご飯ものまで。これは私たち姉妹が受け継いだ祖母直伝の料理の数々。料理だけでなく、料理を作る調理道具、器類も5、60年の年季の入ったものばかり。使う方も気合が入ります(笑)

 お盆料理は、どこの家庭も似たようなものですが、渡嘉敷島で一つ特徴的な料理に「ムチアギー」があります。もち米粉でつくった餅に蒸かしたサツマイモを練り込んで、小判型にして油で揚げた、いわゆる「揚げ餅」です。お芋の種類で味の変化もあり、毎年同じ味とはならないのも楽しいところです。特に熱々はたまらない美味しさがあります。

 かつてはどこの家庭でもつくられていましたが、いまでは島でもムチアギーをつくるのは我が家だけのようで、親せきもレシピを習いに来ます。

 ウサンデー(お供え物の御下がり)のムチアギーを、那覇の友人たちにおすそ分けしていたら、いつの間にか法事で渡嘉敷に帰るたびに、お土産のムチアギーを期待されるようになりました(笑)

  台風が2個も3個も沖縄周辺をうろうろしていて、閉じ込められると2、3日では済みそうにないので、早々に引き上げてきました。

 帰りの船では、今では珍しくなった別れのテープの光景が…。転勤で島を去る公務員のようです。

 

 

2023年8月31日リンクURL

最高裁判決緊急抗議集会 ~ 辺野古軟弱地盤訴訟実質審議なし門前払い

 最高裁が、設計変更申請不承認をめぐる沖縄県の訴えを退ける決定したという。判決公判後半は9月4日に行われる。

 オール沖縄会議では、この最高裁の決定を受けて、今日(8月28日)12時15分から、県庁前の県民広場で緊急抗議集会を開いた。およそ300人が参加した。

 まず、辺野古弁護団の加藤裕弁護士が、判決の概要を説明。

 沖縄県はいま裁決の取消し」と「是正指示の取消し」を求める2つの裁判を起こしている。最高裁は「裁決取消し」については上告不受理(門前払い)、「是正指示取消し」については9月4日に判決を出すと県に通知してきたという。

 「裁決取り消し」によって、「是正指示取り消し」も裁判を行う根拠を失い、二つの裁判とも沖縄県の敗訴が確定したことになる。

 緊急抗議集会ではこの後、県議団各派代表や国会議員団代表がマイクを握り

 「県民の声を聞かず、実質審議もすることなく出される最高裁の判断は絶対に許せない」

「司法がどんなどんな判断をしようとも、軟弱地盤が無くなるわけではない」

「この後は玉城知事の判断が重要になる。玉城知事を支えられるのはここにいる私たち一人ひとり。国のやっていることに何一つ正当性はない。技術的根拠もない。知事を支えてさらにがんばろう!」

 「私たちはあきらめない!決意を新たに闘い続ける」と宣言した。

 

 

2023年8月28日リンクURL