警備費だけで1700億円 ~ 辺野古新基地建設

 このとてつもない血税の無駄遣いにため息が出る。これでも日本国民は辺野古に無関心でいられるのか、沖縄県民からすれば、不思議でならない。

 

  <1月29日 琉球新報↑>

 

 辺野古工事用ゲートの民間警備会社の警備員。40名近くいるが、30分おきくらいに交代するので、奥に交代要員が同じくらいいると思われる。しかも、このゲートだけでなく、辺野古だけでもメインゲート、第三ゲートに数名。他に、安和桟橋、本部塩川港でも、同じ警備会社が担当。辺野古・大浦湾の海上警備(漁船を一日5万円の高額で数隻雇っている)。

<後ろ姿は機動隊>

 この1700億円には、県警機動隊や海保の給料は含まれていない。が、これも私たちが納めた税金である。これだけの税金を子どもの貧困、教育、様々な福祉の充実に使えば、どれほど国民が豊かに暮らせるだろうか。

2020年1月31日リンクURL

基地は何のためにあるのか ~ 今日(1月29日)の辺野古

 前々日までの夏日はどこへやら、一転肌寒い一日だった。午前中は傘マークの予報だったが、最後まで雨が降らなかったのは幸いだった。

 第一回目の9:00の搬入には50人、2日目の12:00には60人、3回目は45人が工事用ゲートに座り込んだ。報告によると、この日は工事車両計184台が入り、その半数の90台が生コンミキサー車だったということである。(これらの生コンは、護岸の岸壁を強化するためのテトラポットをつくっているとのこと)

 9:00、一回目の座り込み。およそ50人が座り込んだ。

 

  12:00、二回目の座り込みは60名に増えた。

 

 ダンプの運転手に、「海を壊さないで。未来の子供たちに誇れる仕事をしてください」と、優しい口調で訴えている女性。

 三回目の座り込みは45名

 工事車両の搬入のが途切れる合間にテントに戻って休憩をとりながら、県外からの参加者を中心に紹介や報告が行われる。

 イギリス在住の男性(邦人)は、イギリスで沖縄の新聞も含め、8社の新聞を購読しているという。「嘘で固めた安倍政権の欺瞞を、しっかり批判できているメディアはほとんどなく、一紙だけ読んでいては、日本の本当の姿はわからない。

 イギリスにも日本人がたくさん住んでおり、いろいろな勉強会などで、沖縄・辺野古のことを話しているが、多くの日本人は沖縄のことを知らない。『基地があることでたくさんの補助金をもらっているんだろう?』などとよく言われるが、沖縄が侵略、差別されてきた歴史をたどり、沖縄戦、戦後の米軍支配など詳しく話すと、わかってくれる人も少なくない。今回は2年ぶりで辺野古にやってきた。皆さんとの直接触れ合うことで、新たな情報と元気をもらって、今後もイギリスで沖縄を伝えていきたい」と語った。

 元県庁職員のこの男性は「今国会冒頭の施政方針演説で、総理は辺野古のことに一切触れなかった。辺野古新基地の実現が怪しくなってきたから言及できなかったのだ。安倍政権の崩壊は目の前に迫っている」と。

 また、横田基地の近くに住んでいるという男性は、地元で基地問題に取り組んでいる仲間5人と一緒に参加した。「沖縄と同じで、米軍による爆音・騒音や事件事故に苦しんでいる。基地というものが私たち(国民)にとって何のためにあるのか?武器によらない平和があるということを、政治家はよく考えてほしい」と訴えた。

 県外からは、労働組合や平和団体などのグループで辺野古へ来ることが多いが、最近の特徴は、一人で、あるいは友人同士、家族でと、全く個人的に参加する人たちが増えていることである。辺野古の闘いの広がりを感じてうれしい。

 

 ゲート前には毎日のようにいろいろな差し入れが届く。

 仕事などで行動にはなかなか参加できないが、せめて差し入れを!という人たちや、自分にできることを!と料理の得意な人は料理を、農業をしている人は農産物を、という具合だ。

 一回めの座り込みの後には、毎日、手作りのお菓子や、山芋、魚などのてんぷらが待っている。毎週水曜日にはバナナやパンが配られる。寒い日には温かいぜんざいや沖縄そばが、今日は無農薬の見事に育ったからし菜がドッサリ届いた。(茎まで生で食べられるほど柔らかく、瑞々しくておいしい”からし菜”でした。クァッチーサビタン!ご馳走様でした)

 

2020年1月30日リンクURL