今日(7月29日)の辺野古~夏休み 子ども連れでゲート前

いつもの金曜日より、参加者がちょっと多めの754日目の辺野古ゲート前。
なぜか今日は、基地から出てゆく演習車両もほとんどなく、機動隊もクーラー付の快適な装甲車から、出てくることはなかった。P1030657

それでも市民たちは、ゲート出口に座り込んで抗議の封鎖。
民間車両は通れるよう十分に通路を開けてあるにも関わらず、軍警がときどき嫌がらせで、立ち退きを迫る。
しかし、抗議の市民たちは一歩も譲らなかった。

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炎天下の座り込み、直射日光と、アスファルト道路からの照り返しで、持っているペットボトルの冷たい水が、30分でお湯状なる。
朝9時から1時間半座り込んでいたら、Tシャツが絞れるくらいの汗で濡れた。

昼前にテントの下に移動。参加者の発言をみんなで、シェアする。
夏休みとあって、親子連れが何組かあった。

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妻の実家が沖縄というこの男性。「今は小さくて何も理解できないかもしれないが、子どもたちに辺野古で抵抗する人々の姿を見せたかった」と埼玉から来た。案内役は沖縄のジィジ。孫と娘婿を誇らしげに紹介した。

市民からカンパを集め、リレー形式で東京から辺野古へ人を送り出す活動を続けている「辺野古リレー」の支援で、現在3人が辺野古に滞在中。その一人・この女性も埼玉から子連れで参加した。

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「テレビや新聞報道を見て、十分知っているつもりだったが、実際に辺野古に来てみて、沖縄の皆さんの真剣さ、大変さ、痛みが、想像していたのとは段違いだった。(辺野古はいま比較的穏やかだが、この方はこの数日、まるで無法地帯のような高江での、権力(機動隊の)凶暴な県民弾圧をの姿、抵抗する市民との激しい攻防を体験してきた)

それに比べると、私たちが東京でやっている安保法反対の活動など、ほんとにちっぽけなものと思い知った。私たちが国会をとりかこむのは非日常のわずかな時間。沖縄の皆さんは、毎日の暮らしの中でいつ終わるかもわからない闘いを続けている」と、声を詰まらせ、目を真っ赤にして語り、「この実情を自分の地元に持ち帰って広めたい」と締めくくった。P1030658今日はこの垂れ幕の言葉が一層身にしみた辺野古ゲート前でした。

 

※ <お断り> 写真は、意図して後姿や顔が隠れたり、逆光でよく見えなかったりしているものを使っています。私の写真の腕が悪いわけではありません。それは、権力の側に悪用されないためです。著名人・公人以外は、名前も出すのを控えています。ご了解ください。

2016年7月29日リンクURL