国内唯一の亜熱帯気候を有する沖縄は
冬からいきなり夏になり、夏からいきなり冬になったりと
季節の変化があまり感じられないと思いがちですが
なんの!なんの!わが先達は少ない変化の中で
いや!変化が少ないからこそ、
自然のなかに小さな季節の移ろいを見つけて
暮らしの中に文化を生み出してきたのではないかと
このごろしきりと感じるようになりました。
「うりずん」、春から夏に向かう季節区分を
沖縄の先人たちは、春→うりずん→若夏→夏、と表現し
しかも、若夏と夏の間にさらに梅雨が重なります。
梅雨の期間もまた、いくつもの季節の言葉のグラデーションがあるのです。
「うりずん」は麦穂が出る旧暦2~3月ごろ
「若夏」は稲穂が出始める旧暦4から5月ごろと、ものの本には書いてあります。
ちょうど「うりずん」から「若夏」へ移るこの季節が
私は一年中で一番好きです。
このところGWだというのに、梅雨の走りでぐずついた天気が続いていますが 連休の後半から連休明けにかけて、梅雨に入り、 梅雨が明けると夏へとまっしぐらの沖縄です。 (沖縄気象台は5日沖縄地方の梅雨入りを発表した)