「歌あり、踊りあり、語りありと沖縄の表現豊かな闘いに勇気をもらった」韓国からの参加者 ~ 今日5月17日の辺野古

 朝7時の県民広場。あたりに甘い香りが漂う。地面に散り敷くフクギの花。まだ人通りが少ないので、踏み荒らされたりしていない。なかなか風情のある光景に、気持ちも高揚する。

 隣に写っているのは、これから辺野古へ向かう私たちを乗せてくれる平和市民連絡会のチャーターバスだ。

  途中のやんばる路も、梅雨の花・いじゅの白い花が山を覆っていた。小満芒種に入っているのに、まだちっとも雨の降らない沖縄。梅雨入りが例年より大幅に遅れている。

 梅雨入りが遅れると、後半に大雨になって水害が出たり、夏場に水不足になったりと、困ったことが起こることがあるので、梅雨入りが待ち遠しい。

 花々に励まされて、「今日もがんばるぞ!」と気合を入れて、ゲート前に座り込む。



 ゴールデンウィークと先週の水曜日はお休みしたので、3週間ぶりの辺野古。これまで慣れ切って少し感覚がマヒしてしまった感があったが、久しぶりに目の当たりにすると、やっぱりこの光景は異様だ。


 11:00 の第四ゲートの座り込み。中に入る工事車両が多くなっている。凄まじい砂埃を巻き上げながら、山を切り崩す工事が続けられている。 

 二回目の正午、三回目の午後3時も、入れ替わり立ち代わり40余人から減ることはなかった。 

 5・15集会に参加するため、韓国済州島からやってきたという男女のカップル。「私たちはつながっている。防波堤のようにつながっている。その一部がどこかで決壊すると、全体に与える影響が大きい。沖縄の皆さんが、頑張っている姿に勇気をもらった。これからもつながって頑張りましょう」

 「沖縄の闘いは力強いだけでなく、歌あり、踊りあり、語りありと表現豊かな闘いに感動した。7月に、また仲間たちと一緒に来たい」と、帰りのバスの中で感想を語ってくれた。

 

 

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