コロナにもムーチービーサにも負けず ~ 今日(1月12日)の辺野古

今日はこの冬一番の寒さとの予報。暦に違わずやってきたムーチービーサの中辺野古へ向かった。

 コロナの感染拡大により、まん延防止対策が敷かれ、今週から抗議行動が休止、各曜日担当責任者による監視活動ということになった。

 それでも、着いてみるといつもの水曜ランチメンバーのほとんどが顔をそろえていた。

 ゲート前の行動は、いつもテントの前の清掃から始まる。那覇を6時45分に出発した私たちが到着する8時過ぎには、もう清掃の9分9厘が終わっている。テント前の歩道およそ70~80メートルほどだが、松やモクマオウの枯れ葉が結構散り落ちるのだ。

 9:00の搬入に15分前から一回目の座り込み。感染力の強いオミクロン株を警戒、マイクも歌も、踊りもなしの抗議行動。「極力機動隊との接触も避けること」との、リーダーからの強いお達しである。

 ダンプやミキサー車の放列を横目でにらみながら、反対側の歩道に移動し、抗議を続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日はやたらと、軍事車両の往来が激しい。しかも、ゲートを出るのにスームースに左折が出来ず、ゲートの中で2度、出てからも2度誘導を受けながらバックしてはハンドルを切り返すという繰り返しで、一般車両の交通渋滞を招いていた。 

 12:00の2回目の搬入に、15前から座り込み。ただ黙々と座った。

名護市長選挙の告示まで一週間を切り応援カーもしきりと通る。辺野古を止めるために負けられない選挙。ゲート前行動を一時中断して、選挙に専念している人たちも少なくない。

お昼前、一人の男性がテント前に車を横付けして大量の段ボール箱を下ろし始めた。聞けば、もう何年も定期的に飲料水を差し入れている方だという。

 2ℓペットボトル入りのミネラルウオーター13ケース。私たちはいつもこの水を飲んでいたことになる。有難くて胸が熱くなった。

 早朝に人知れず行われる清掃といい、このミネラルウォーターの差し入れといい、こういう人たちに支えられて辺野古の闘いが何年も続けられていることを忘れてはならない。

水曜日名物豪華ランチバイキングは、コロナ禍中も健在だ。今日は暖かい甘酒をつくって来てくれた方がいて、心も身体もホッカホカになった。

15:00の三回目の搬入を前に15分前から座り込み。今日は一回から3回まで、毎回15~16人が座り込んだ。

 

 

 

 

 

 

  

 

  テント前の植栽の陰にリユウキュウコスミレが、テント横の横断幕の前にはケイトウの花が隠れるようにひっそりと花をつけていた。

 

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