2022年2月2日の辺野古 ~ 美謝川きりかえ工事本格化

 2の数字が5つも重なる縁起のいい日のようだ。ただ、2という数字は二股という意味もあり、その人の思いによって、いい方にも悪い方にもいくのだとか。さらには「あきらめるな」というメッセージも込められているらしい。フムフム…辺野古に向かう身としては、「平和」に想いを込めよう!

 未明の那覇出発の頃から、シトシトと冷たい雨が降りはじめた。

 辺野古へ到着してしばらくすると、選挙でしばらくお会いできなかった名護市議の大城敬人さんが姿を見せた。みんなが選挙の労をねぎらった。一緒にゲート前に座り込む。

 9:00の一回めは、雨が止んでかろうじて傘をささずに済み、19人が座り込んだ。

 右からも左からもコンクリートミキサー車や重機を積んだダンプ、工事で出た土砂を運び出すための空ダンプなど工事車両が行列して入り込む。急に数が増えている。

 名護市長選挙が終わると同時に、美謝川の切り替え工事が本格化し、その関連の車両ではないかとみられている。

 先週の金曜日から、これまでずっと閉鎖されていた第三ゲートが開き、いよいよ美謝川の工事が始まるのではと、懸念されていた。 

 第三ゲートは弾薬庫の入り口(第二ゲート)よりさらに北寄りにあり、座り込みの現場・工事用ゲートからは歩いて10分ほど。

 ここにも先週から何人かが座り込んでいる。

 歩いて向かうと、途中戻ってくる数人とすれ違う。この日は早朝に3台の工事車両が入ったとのこと。 

 第三ゲートからは、大浦湾側の海が少し見える。土砂運搬船やオイルフェンス、海上で活動する抗議船がわずかに見えた。

 

 

 

 

 

 前にも紹介したが、もう10年以上もゲート前に、毎月2㍑入りのミネラルウォーターを差し入れ続けている方がいる。今日も15ダースを自ら運んでいらした。なまなかな思いではできないことだ。頭が下がる。 

 

 12:00前、また降り出した雨の中で2回目の座り込み。完全武装ならぬ完全雨装の山城博治さん。みんなで歌を唄い、元気をつけて18人が座り込んだ。 

 退去を迫る機動隊に、一人ひとりが担ぎ出されそうになるぎりぎりまで粘る。

 15:00の三回目はさらに雨が激しくなり、座ることが出来ず、スタンディングで抵抗。

 雨で冷たかったが、風があまりなかったので、凍えるような寒さでなかったのは救いだった。

 旧正月のハチウクシー(事始め)の辺野古から。

 

 

2022年2月3日リンクURL

「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」発足

  軍事拡張勢力が安保の脅威を言うとき、少し前までは「尖閣諸島」「北朝鮮」が焦点だった。。加えて今は、台湾有事が騒がれているが、根っこは一緒である。軍備拡張のいい口実になるからだ。

 「中国や北朝鮮が攻めて来る」というなら、「なぜ中国や北朝鮮は日本に攻めて来るのか?」「どうしたら隣の国同士が仲良くできるのか!」そんなことを誰も言わない(議論しない)のだろう。不思議でならない。

 そんな中、「石垣市長が尖閣諸島を視察」と、今朝の新聞は報じる。北朝鮮にしろ、尖閣にしろ、台湾有事も含めて、煽っているのは日米の方ではないのかと、思われてならない。

<2月1日 琉球新報>

 

  因みに今日は旧暦の1月1日、旧正月。漁師町の糸満では、いまも旧正月が祝われる。満艦の大漁旗が風になびくテレビニュースの映像に、なぜかホッと心癒された。

 

 

 

2022年2月1日リンクURL

瀬長亀次郎、阿波根昌鴻の不屈の魂を描いた「命どう宝」 ~ 劇団文化座 沖縄公演迫る

  幾重にも理不尽な弾圧を受けながら、不屈の闘いを貫いた政治家・瀬長亀次郎。沖縄のガンジーと呼ばれ、世界の人々から尊敬されている平和運動家・阿波根昌鴻の闘いを描く劇団文化座の「命どぅ宝」沖縄公演が、いよいよ2月10日、11日、13日に迫りました。 

 

 この舞台を観たあなたは、きっと、うちなぁ人の魂がたぎるのを、自分の身体で実感することだろう。そして、うちなぁ人として生まれたことを誇りに思うでしょう。必見です。どうぞお見逃しなく!

 

 

2022年1月30日リンクURL