「私たちが支えます!」 ~ 女性たちがデニー知事に出馬要請

  「デニー知事、引き続き知事として、私たちの先頭に立ってください。」と、9日、女性たちが、玉城デニー知事に、一日も早い出馬表明を促した。

 選挙イヤーの今年、天王山となる知事選挙が9月11日と迫るなか、玉城知事はまだ2期目出馬を表明していない。

 相手側は若い元官僚を候補に押し立てて、政府を後ろ盾にして、深く潜航しながら活動をしていることに危機感を覚えた女性たちが「沖縄の未来をつくる女性の会」を結成して、玉城デニー知事に出馬要請を行った。 

 女性の会とあって、おつれあいの智恵子さんを伴って、会場に姿を現したデニー知事を、会場いっぱいの女性たちが迎えた。


 狩俣信子「女性の会」会長の経過説明の後、知事が登壇、「平和を願い豊かさを育む心を守りつつ、誰一人取り残さない沖縄らしいユイマールの社会を築いていくために、自立、共生、多様性を実現する施策の数々に取り組んできた」と、これまで4年間の県政の歩みを報告。

 メディアなどではどうしても基地問題のイメージが強く前面に出てしまうが、玉城知事が取り組んできた数々の施策は幅広く、とくに福祉、教育の面で地域や現場からの評価は高い。

 

  保育、母子、教育、地方、政治の各分野の現場から6人の女性が、デニー県政の実績と評価、2期目への課題要請を行った。それぞれの発言に耳を傾け、真剣にメモを取る玉城知事の姿があった。 

 最後に、狩俣会長が出馬要請文を読み上げ、受け取った玉城知事には「皆さんの要請をしっかりと、受け止め、今後も頑張りたい」と応えた。

 

 

 

2022年4月10日リンクURL

工事進む第4ゲート周辺 ! ~ 今日(4月6日)の辺野古

 水曜日、いつものように辺野古へ。久しぶりの晴れ間に、少しだけ気分も晴れるような気がする。しかし、辺野古へ着いたとたん現実に引き戻される。

「ウクライナで住民虐殺」の報に、沖縄戦の記憶が生々しく重なり、誰もが胸がつぶれそうな思いに襲われる。 

 一回目、40人余が座り込んだ。話題はどうしてもウクライナの戦争のことに。「戦争につながる軍事基地に反対して座り込んでいるのに…」との思いが、憤り変わる。

 戦争体験者の島袋文子さんが、たまりかねてマイクを握った。工事を強行する防衛局に、座り込む市民を排除する機動隊に、「ウクライナはよそ事ではない。同じ国民同士、うちなぁ人同士、ここでいがみ合っている場合ではない。ここにつくられる新しい基地は戦争のためのもの。いつ沖縄が戦争に巻き込まれるかわからない状況なのだ。みんなで力を合わせて戦争を止めよう」みんなが「そうだ!」と声を上げた。 

 今日も戦場を思わせる戦闘車両が激しく出入りする辺野古基地。

 正午前、2回目の座り込み。 

 私たちの頭上に位置する物見台から、抗議の様子を見物する姿がある。去る3日には松野官房長官が視察したらしいが、今日はどこのお偉方が高みの見物をしているのだろうか!

 先週もそうだったが、このところ3回目の座り込みはなく、抗議行動が午前中で終了している。しかし、先週の水曜日は、私たちが帰った後、第4ゲート(これまで第3ゲートと呼ばれていたが、正式には第4ゲートらしい)から、工事車両が入ったとのことで、今日は昼食の後、第4ゲートに座り込んだ。 

 第4ゲートからは、大浦湾がよく見える。

 立ち入りを規制するフロートが、先週に比べても格段に広がっていた。それにしてもこの海の美しさは格別だ。この青い海を埋め殺す人間の感覚がどうしても理解できない。

 座り込みは機動隊に排除されて、砂を積んだダンプが3台入って行った。森林を伐採した国道沿いに土砂を敷き詰め、新しい道路を作っている。

 この一週間で、工事はかなり進んでいた。

 海からの土砂搬入も加速度的に進んでいるようだ。座り込んでもわずか10分、20分で排除される。無駄な抵抗と思われるかもしれないが、反対の意思を示し続けることが大事なのだ。

 

2022年4月6日リンクURL

イハ洋一国会報告会

 今日(3日)は、この7月の参議院議員選挙の沖縄選挙区からオール沖縄の候補として出馬予定の現職・イハ洋一さんの国会報告会行われた。

 

玉城デニー知事も駆け付けてあいさつ、集会の最後まで参加した。

 

イハ洋一さんは、自治体の労組役員から県議会議員(2期)、宜野湾市長(2期)を務めた後、2016年に参議院議員に当選。豊富な政治経験を生かして様々な沖縄の問題を取り上げ、国政に反映させてきた。

 具体的な根拠を示して、理詰めで追及、回答を迫るイハ議員に、安倍総理(当時)が、しばしば言葉を詰まらせる場面は痛快だった。しかし、それは中央の大手マスコミにはなかなかのらなかったきらいがある。

 国会での主な活動は外交防衛委員会や行政監視委員会、沖縄北方特別委員会などで、その内容は多義にわたる。

 今日は、その活動の様子をパワーポイントで説明、報告した。 

 

 伊波さんには、何としても引き続き参議院議員として国政に沖縄の声を反映してもらいたい。

 

 

2022年4月3日リンクURL