昨日(水)の辺野古は平和市民連絡会の担当日で、私も参加した。
朝7:00、与儀公園前のバス停で、辺野古行きのバスを待っていると、公園の芝生でエサをついばむ鳩の群れに、一羽の白い鳩発見。
見ているとどうやら、この白い鳩が群れのボスのようだ。群れの全部が、白い鳩に合わせて一斉に同じ方向に動いている。
鳩は平和の象徴。幸先いい朝の風景に思わずカメラを向けた。今日は何かいいことありそう!!と、元気が出る!
沖縄自動車増道に向かって走っていると、ちょうど日の出の時刻だったようだ。
昇る朝日も大きく、明るく、ますます元気が出る!!
8:15 辺野古到着。今日も抵抗の一日が始まる。まず、第一回目の9:00は30数名が座り込む。
一回目の座り込みが終了し、休憩に入ったところで、県外から参加した友人を案内して、久しぶりに浜のテントを訪れた。
辺野古漁港のたもとにある浜のテント村は、左の写真の看板にある通り、普天間基地の辺野古移設が出はじめたころから、地元のおじぃ・おばぁたちが座り込んで抗議したことに始まる場所である。
抗議行動の現場がゲート前に移ってからは、県外からはじめて参加する人や、修学旅行やその他の平和学習に来た人たちが、辺野古の闘い全般について学ぶ場所になっている。しかし、この2年近くはコロナ禍で閉鎖状態が続いていた。緊急事態宣言が明けたこの11月から再開されたばかりだ。
テントの中はまだ閑散としていたが、スタッフ(地元の人)が、ただ一人の訪問者に、丁寧に闘いの経緯と現状を説明してくれた。
浜のテントからは、工事が進む西側の堤防の様子を見ることが出来る。テトラポットだらけになって、分断された辺野古の海がすぐそこに見えた。
かつては、数本の鉄条網がコロコロと転がされているだけで、またいで向こう側にも行けた基地との境目に、いまは強固なコンクリートの土台にフェンスが取り付けられ、砂浜をも分断している。浜はフェンスで仕切れても、海に境目は作れない。限りなく周辺の海域に汚染・環境破壊が広がっている。
ゲート前に戻るとテントスタッフが、現在の工事の状況を説明しているところだった。「埋め立ては工事が始まって3年間でまだ9%未満。それから換算するとあと、大浦湾側の難工事を勘定に入れなくても、あと30年余かかる計算になる。こんな公共工事は有り得ない」と。
今日2度目の座り込みに入ったところで、劇団文化座のメンバーから、来年2月の公演で、瀬永亀次郎さん、阿波根昌鴻さんをテーマにした演劇「命どぅ宝」を上演すると報告が行われた。
この後私は午後からの別日程のため、辺野古を後にした。
<速報>
玉城デニー知事は、今日(25日)午後5時半から記者会見を行い、国が行った辺野古新基地建設の「設計変更不承認」の方針を発表する。