クラリンドウの花

 クラリンドウの花を直に見るのは初めてです。友人宅の庭で出会いました。

 垂れさがった花茎に、藤のように集まって花を咲かせる姿が、白い蝶が舞い踊っているようで、とても優美です。バニラのような甘い香りがします。

 花言葉は、「大きな希望」。嫌なことばかりが続くこの頃ですが、胸に抱いている「大きな希望」を捨てず、あきらめず、たおやかに前に進んでいきたいと思います。

  挿し木でも増やせるというので、花が終わったら、一枝分けていただくことになっています。2~3年後にはわが庭でバニラの香りを漂わせているクラリンドウの花を想像して楽しんでいます。

2020年11月21日リンクURL

サンゴ訴訟即日結審 ~ デニー知事 地方自治の破壊と訴える

 辺野古新基地建設のためのサンゴ移植をめぐって沖縄県が国を訴えた「サンゴ訴訟」の初公判(口頭弁論)が、昨日(20日)福岡高裁那覇支部で行われ、県民およそ100人が結集して、知事支援する集会を開いた。

 主催者あいさつに立ったオール沖縄会議・高里鈴代共同代表は「サンゴの移植はどの専門家に言わせても、移植は成功しない、無理と言われる。負けるはずのない裁判、勝利に向けて闘う」と強調した。

 弁護団の加藤弁護士は「サンゴ移植は(軟弱地盤、県の埋立て不許可などで)できない工事を前提にしており、許可できるはずがない。速やかに許可しろという農水大臣の関与は、地方自治を破壊するものだ」と強調した。

 予定時間より少し遅れて姿を見せた玉城デニー知事。「農水大臣が県の決定の前に早く許可しろ!と命令するのは、地方自治の破壊。辺野古の海は、県民の命と暮らしを守る大事な宝、県民にとっていかに大切なものであるかを、しっかり訴えたい」とあいさつした。いつもの笑顔は、マスクに隠れてみることはできなかった。

 集会の会場となった裁判所前の城岳公園には、市民100人余が結集し、知事にエールを送った。

 裁判は午後2時から開始され、知事、国それぞれの口頭弁論が行われ、即日結審となった。

 判決は来年2月に出る予定で、どちらが勝っても上告し、裁判はさらに続くとみられる。

 

 

 

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トックリキワタの花満開

 いまトックリキワタ(カポック)が満開の季節を迎えています。辺野古へ行くときはいつも、平和市民連絡会貸し切りの直行バスに乗るため、与儀公園のバス停まで25分ほど歩きます。途中、神原小中学校の前を通ります。隣り合わせで建つ二つの学校の間を小さな川が流れていて、中学校側の川べりにトックリキワタの並木があるのです。

 トックリキワタは、遠目には桜の花のようにも見えるため、「南洋桜」とも呼ばれていますが、花自体は直径が10cmから15センチにもなる大きな花です。

 南米原産の熱帯花木で、名が示すように幹が徳利(トックリ)型に膨らみ、綿毛がいっぱい詰まった大きなそら豆のような実のなかに種がはいっていて、綿はクッションなどの中綿に使われていたそうです。

 

 

 辺野古に向かう高速道路沿いにもトックリキワタが植えられていて、毎年開花の時期にはバスの中から花見を楽しんでいますが、今年は天候不順のせいか、あまり咲き具合がよくありません。

 ぼちぼち咲き始めてはいるものの、「トックリキワタ並木」の風情が出ていないのです。

 もしかしたら、これから満開を迎えるのかもしれませんが…。今年もきれいな花を見せてほしいものです。

 

 開南バス停のトックリキワタも有名です。最盛期は過ぎたようで、半分ほど新緑になっていますが、それでも見事です。

 

2020年11月20日リンクURL