トックリキワタの花満開

 いまトックリキワタ(カポック)が満開の季節を迎えています。辺野古へ行くときはいつも、平和市民連絡会貸し切りの直行バスに乗るため、与儀公園のバス停まで25分ほど歩きます。途中、神原小中学校の前を通ります。隣り合わせで建つ二つの学校の間を小さな川が流れていて、中学校側の川べりにトックリキワタの並木があるのです。

 トックリキワタは、遠目には桜の花のようにも見えるため、「南洋桜」とも呼ばれていますが、花自体は直径が10cmから15センチにもなる大きな花です。

 南米原産の熱帯花木で、名が示すように幹が徳利(トックリ)型に膨らみ、綿毛がいっぱい詰まった大きなそら豆のような実のなかに種がはいっていて、綿はクッションなどの中綿に使われていたそうです。

 

 

 辺野古に向かう高速道路沿いにもトックリキワタが植えられていて、毎年開花の時期にはバスの中から花見を楽しんでいますが、今年は天候不順のせいか、あまり咲き具合がよくありません。

 ぼちぼち咲き始めてはいるものの、「トックリキワタ並木」の風情が出ていないのです。

 もしかしたら、これから満開を迎えるのかもしれませんが…。今年もきれいな花を見せてほしいものです。

 

 開南バス停のトックリキワタも有名です。最盛期は過ぎたようで、半分ほど新緑になっていますが、それでも見事です。

 

2020年11月20日リンクURL