那覇市長選の勝利を目指して~知事選、豊見城市長選に続け!

21日(今週日曜日)に那覇市長選挙が迫っている。17日、県庁前で城間みきこ候補の街頭演説会が行われた。

県知事選、豊見城市長選に続け!と熱気にあふれる街頭演説会だった。ネガティブキャンペーンを繰り広げる相手候補には怒りが込み上げてくるが、それを相手にしていると、同レベルに陥ってしまう。

県知事選挙のような全県的な選挙と違い、思想信条や政策より、地縁血縁のしがらみが強く作用する地方の首長選挙、単純な票読みができないのが苦しい。しかし、辺野古阻止のためにも負けられない選挙である。

 

 

 

 

 

2018年10月18日リンクURL

安倍晋三こそが沖縄県民の裁きを受けるべき ~ 山城博治さん、稲葉博さんの完全無罪を勝ち取る控訴審支援集会

辺野古新基地建設に反対してゲート前で行動中に弾圧逮捕され、一審で有罪判決を受けた山城博治さん、稲葉博さんの控訴審が、昨日(16日)から始まった。

二人の完全無罪を勝ち取る事前集会が、正午から裁判所向かいの城岳公園で開かれ、多くの支援者が駆け付けた。

「強大な国家権力に、素手で立ち向かう市民に対して逮捕、拘束、裁判にかけるというのは国策に抗うものを排除する弾圧以外の何物でもない。もし裁判官に人としての魂があるなら、私たちの声が届かないはずはない。決して負けられない裁判。一審判決後に亡くなった添田さんの無念を忘れない」と山城さんの決意表明。

「たまたまちょっと立ち寄っただけの沖縄で、国家権力に抗い続ける沖縄の人たちに魅了されてしまった。逮捕されたのは沖縄に無関心なヤマトの人たちを代表して裁かれているのかもしれないとも思う」と稲葉さん。

弁護団を代表しての三宅弁護士は「単に基地のゲートにブロックを積んだというむき出しの事実だけで裁いた一審判決は、市民の自由を奪うために刑法を利用した不当なもの。裁かれるべきは二人ではなく、安倍晋三こそがここに立って、沖縄県民の裁きを受けるべきである」と力強く決意表明。

アルゼンチンの軍事政権下で起きた人権侵害と闘い続ける「5月広場の母たち」のノラさんもマイクを握り「同じ痛みを持つアルゼンチンと沖縄は理解しあえる。闘い続けることで答えが得られる。共にがん張りましょう」と激励した。

集会の前に、山城博治さんと挨拶をかわすノラさん、ガルシアさん、ベロニカさん。

2018年10月17日リンクURL

軍事政権下の人権侵害と闘うアルゼンチン「5月広場の母たち」を迎えて

アルゼンチンの軍事政権時代(1976年~83年)、政権に抵抗する人々に対する弾圧で、家族を連れ去られ(強制失踪)殺された女性たちが、その真実解明と責任、処罰を求めて40年以上も闘い続けている。

「5月広場の母たち」と呼ばれる彼女たちは、いまも毎週木曜日にブエノスアイレスの大統領官邸前の5月広場に集まり、抗議行動を行っている。

去る15,16の両日、「5月広場の母たち」のメンバー3人が、来日を機会に沖縄まで足を延ばし、同じく強大な日米の国家権力の人権侵害と闘い続けている沖縄の人たちと交流、軍事政権下の人権抑圧の実態と、人々の抵抗運動について報告した。

軍事政権下、政府に抵抗する人たちが弾圧を受け、3万人余が失踪、生きたままヘリで釣り上げられ、海や川に落とされて殺されるなど、生き残ったのはわずか200名足らずと言われている。

当時24歳の息子を連れ去られ殺されたノラ・コルティーニィスさん(88歳)は、息子を探す中で、同じように失踪した息子や娘を探し続けている多くの女性たちと出会い、「これは個人的なことではない」と気づき、1977年に「5月広場の母たち」を立ち上げた創設メンバーの一人。

記憶、真実、正義を守るゆるぎない活動は、アルゼンチン国内だけでなく、米国、国連などで広く知られている。88歳になった今も、社会心理学者として大学で教えるなど、精力的に活動を続けている。

「(息子たちは)若くて夢があったから政府に立ち向かい闘った人々が連れ去られた。民衆の闘いが継続し、真実が明らかにされ、虐殺に対してちゃんとした裁きと刑があって、私たちが忘れなければ、3万人の犠牲者は安らかに眠れるのです」と、息子カルロスさんの写真を胸に語った。

集会の前に、平和の礎やひめゆりの塔・資料館を訪れたノラさん、「沖縄にもつらい体験があり、今も政府と闘い続けていると知り、皆さんの想いが聞きたかった。権力に立ち向かい闘うこと、そこから答えを見つけることができる」と、沖縄の人たちにエールを送った。

 

ノラさんが頭にしている三角のスカーフは「5月広場の母たち」だけがつけることができる。そこには「私は忘れない、私は許さない、私は和解しない」と書かれている。

来沖メンバーの一人ガルシアさんは、76年に秘密拘禁施設に連行され、性的暴行や拷問を受けながらも「死んでいった多くの仲間たちのことを伝えるために生き残らなければ」という想いで耐え忍び、生還した。「沈黙することで、また同じことを繰り返す」と、沈黙を破り、つらい体験を語り続けることの大切さを訴えた。

軍事政権の人権侵害を記録にして後世に残す活動をしているNGO団体代表・ベロニカさん。「沖縄でも日米両政府からの人権侵害、暴力、特に女性への被害が多くは隠されている。過去に何があったかは、社会の力で残していかなければならない」と強調した。

アルゼンチンでは、これら軍事政権下での人権侵害について、ユネスコの世界記憶遺産として申請し、登録が認められた。

<ひめゆりの塔で花をささげるノラさん、ベロニカさん>

ノラさんの言葉で印象的だったのは「軍事力はすべて経済のため。アルゼンチンの軍事クーデターはアメリカがプログラムした」。この二つは世界中で起こり続ける戦争に共通する真実。安部政権の戦争政策しかり!である。

 

 

2018年10月17日リンクURL