ジャコウアゲハ(麝香揚羽) 辺野古に舞う

昨日(24日)、辺野古へ着いてバスを降りたら、座り込みテントの横にある花壇の花に群れ舞う、美しい蝶に目を奪われました。

たまたま辺野古行きのバス仲間に、大学で教えていたこともある生物の専門家がいらして、この美しい蝶が「ジャコウアゲハ(麝香揚羽)」と教えていただきました。沖縄にはジャコウアゲハの仲間(亜種)がたくさんいて、ほとんど単独で飛び回っており、このように数羽も群れて飛ぶのは珍しいと、おっしゃっていました。

「日本大百科事典」で調べてみました。

ジャコウアゲハ / 麝香揚羽
[学]Byasa alcinous

昆虫綱鱗翅(りんし)目アゲハチョウ科に属するチョウ。本州北部より南西諸島の八重山(やえやま)にわたって広く分布するが、その発生地は局部的であることが多く、どこにでもみられるチョウではない。ジャコウアゲハの和名は、これをとらえると強いじゃ香様の芳香を出すことからきている。国外では朝鮮半島、中国、台湾に産する。

 沖縄はチョウ(蝶)天国と言われています。全国に生息するチョウの248種のうちおよそ80%が沖縄に生息しており、種類の多さは日本一なのだそうです。

美しい蝶たちが舞い飛ぶ豊かな自然環境を失わないようにするのが、せめても私たち人間の負うべき責務ではないでしょうか。

 

2018年10月25日リンクURL