安倍晋三こそが沖縄県民の裁きを受けるべき ~ 山城博治さん、稲葉博さんの完全無罪を勝ち取る控訴審支援集会

辺野古新基地建設に反対してゲート前で行動中に弾圧逮捕され、一審で有罪判決を受けた山城博治さん、稲葉博さんの控訴審が、昨日(16日)から始まった。

二人の完全無罪を勝ち取る事前集会が、正午から裁判所向かいの城岳公園で開かれ、多くの支援者が駆け付けた。

「強大な国家権力に、素手で立ち向かう市民に対して逮捕、拘束、裁判にかけるというのは国策に抗うものを排除する弾圧以外の何物でもない。もし裁判官に人としての魂があるなら、私たちの声が届かないはずはない。決して負けられない裁判。一審判決後に亡くなった添田さんの無念を忘れない」と山城さんの決意表明。

「たまたまちょっと立ち寄っただけの沖縄で、国家権力に抗い続ける沖縄の人たちに魅了されてしまった。逮捕されたのは沖縄に無関心なヤマトの人たちを代表して裁かれているのかもしれないとも思う」と稲葉さん。

弁護団を代表しての三宅弁護士は「単に基地のゲートにブロックを積んだというむき出しの事実だけで裁いた一審判決は、市民の自由を奪うために刑法を利用した不当なもの。裁かれるべきは二人ではなく、安倍晋三こそがここに立って、沖縄県民の裁きを受けるべきである」と力強く決意表明。

アルゼンチンの軍事政権下で起きた人権侵害と闘い続ける「5月広場の母たち」のノラさんもマイクを握り「同じ痛みを持つアルゼンチンと沖縄は理解しあえる。闘い続けることで答えが得られる。共にがん張りましょう」と激励した。

集会の前に、山城博治さんと挨拶をかわすノラさん、ガルシアさん、ベロニカさん。

2018年10月17日リンクURL