沖縄 二度目のコロナ緊急事態宣言 ~ 今日(8月1日)から15日まで

 米軍基地内のクラスター発生と、県民の感染者急増(31日は71人が新たに感染)が止まらない沖縄。玉城デニー知事は、ついに今日から「不要不急の外出自粛」を呼び掛ける独自の緊急事態宣言を発令した。(記者会見の報道を見ていると、就任以来難題続きの玉城デニー知事の頭に白髪が急に増えた気がして、胸が痛い)

 今回の感染拡大は、米軍基地からの派生と、観光など県外からの移動が増える中での「感染拡大」で、まさに「基地の島沖縄」と「観光地沖縄」の挟み撃ちに会った形となった。

 三密が避けられない辺野古ゲート前での座り込み抗議行動も中止すべきかどうか、検討を余儀なくされている。

 オール沖縄会議より、「結論が出るまで、とりあえず8月3日(月)、4日(火)のゲート前行動は中止する。5日(水)以降については、4日までに通知する」との緊急連絡が、各関連団体、グループなどにあった。

 

 

 

2020年8月1日リンクURL

米軍から県民への感染拡大 の恐れ現実に! ~ CBSテレビが取材

 心配されていたことが現実になった。米軍基地内で感染が広がるコロナウィルスが基地の外に波及するのは時間の問題とされていたが、ついに昨日、基地(キャンプ・ハンセン)に出入りするタクシーのドライバーに感染者が出てしまった。

<17日 琉球新報>

 日本の米軍基地に駐留する米兵はいつでも自由に基地の外に出られる。それどころか、基地の外に住んでいる米兵も多い。彼らの生活圏は基地の中だけでなく、私たち県民と同じ沖縄全体と言っても過言ではない。

<17日 琉球新報>

 いまや、世界最大のコロナ感染国となっている米国は、世界の警察を標榜して世界中に軍事行動を展開している。そんな米軍が世界にコロナウィルスを拡散しないという保証は、どこにもない。

 16日、米軍とコロナ汚染について、米国のCBSテレビ(アメリカ最大のTVネットワーク)が取材のため来沖、コロナだけでなく、米軍基地の存在が沖縄社会に及ぼす様々な状況について、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会代表・高里鈴代さんを取材した。

 事務所の壁に貼られていた、米軍兵士による女性への性暴力発生地図に興味を示すCBSテレビの記者。

 CBSの記者は、高里鈴代さんから、戦後75年間の米軍駐留下で、米兵による女性への性暴力(強かん、殺人、傷害、暴力など)が400件以上も起り続けていると説明を受け、言葉を失っていた。

 

 

 

2020年7月17日リンクURL

米軍基地でクラスター発生 ~ 61人コロナ感染

 11日、玉城デニー知事は「在沖米軍基地でのコロナ感染が61人に上り、クラスターが発生した」と発表した。(追記:12日には62名、13日には94人、14日には99人になった)

 <7月11日 琉球新報 ↑ ↓>

 世界で最大の感染者地域であるアメリカ合衆国から移動してきた米兵が大勢いる中で、アメリカ独立記念日の7月4日前後、米軍関係者が数百人規模で、バーベキューやビーチパーティーなどのイベントを、基地の内外複数個所で行っていたということが分かっており、それがクラスターの原因になった可能性もある、とみられている。

 

<追記>~米軍関係者のコロナ感染者94人に

沖縄県の大城玲子保健医療部長は13日午後、県内で新たに普天間飛行場で32人が新型コロナウイルスに感染したと米軍から報告を受けたことを明らかにした。7日からの1週間で、米軍施設4カ所で、計94人が感染したことになる。2日のキャンプ・マクトリアスの1人を加えると、今月に入って在沖海兵隊関係者で95人目(13日現在)。  

 

 

 

2020年7月12日リンクURL