風蘭(富貴蘭)咲く

スミレの花と並んで私が大好きな花の一つです。

 蘭といえば花の女王、大きくて華やか、ゴージャスなイメージがしますが、風蘭は、素朴で小さな白い花を咲かせる東洋ランの一種です。姿も何とも言えずいいですが、その名前がまたいいですよね。フウラン、風の蘭ですからね。

 この一株は2年前、高江に通っていたころに、名護の道の駅で見つけて買ったものです。隣のもう一つの株もつぼみをつけているので、二株が同時に咲きそろうとさらに見ごたえがあり、薫り高くなることでしょう。開花が楽しみです。(9月9日撮影)

 また風蘭(フウラン)は、富貴蘭とも呼ばれ、花の香りがよいことから、日本では古くから栽培されており、江戸時代に園芸種がたくさん生まれたそうです。

 富貴蘭は、日本から中国あたりにまで分布する着生蘭の一つで、日本では、関東より南の海岸沿いに自生しています。

 本来は野生種や原種を「風蘭」、その園芸品種を「富貴蘭」と呼びます。現在野生に自生しているものは絶滅の危機にあります。

 一方、富貴蘭と呼ばれる園芸品種は、江戸時代に観賞園芸植物として盛んに作り出され、今では100種を超えるとされています。

花言葉は、『恋の成就』『はかなげ』『成熟した魅力』『優雅な女性』

富貴蘭は、花の甘い香りに誘われて飛んできた蛾が、花粉を運んで結実します。「恋の成就」という花言葉はそこに由来しています。

二株目も開花(9月17日)しました。

2018年10月3日リンクURL

「シバサシ」と「シーサー」と「ニトベカズラの花」と

先日(9月19日)、所用があって渡嘉敷島へ里帰りしました。家々の門や角にサンが差し込まれているのに気が付きました。「シバサシ」です。

沖縄の風習の一つで、旧暦8月10日に行われる魔除けの行事です。ススキを束ねて「サン」と呼ばれる魔除けを造り、これに桑の枝を加えると「シバサシ」になります。家族の健康と無病息災を祈る古い習慣が、島では今でもしっかり息づいているのを知り、うれしくなりました。

こちらは門柱の上ですが、「シバサシ」の後ろに小さなシーサーがいるのがわかりますか?赤い花は「ニトベカズラ」です。シバサシシーサーニトベカズラのスリーショット。こんなシャッターチャンスは、そうそうめぐって来るものではありません。

塀の一面を覆うように見事に咲いたニトベカズラ。花に誘われてカメラを向けたら「シバサシ」に気が付きました。そしてそこに「シーサー」までいたというわけです。なんとラッキーな!

こんなに見事に咲きそろうニトベカズラもめったに見られません。

 

2018年9月21日リンクURL

沖縄の夏を彩る ~ 一万人のエイサー踊り隊

那覇の夏祭り「一万人のエイサー踊り隊」が5日午後、国際通りで行われた。

 

24回目を迎えた今年は「伝統VS創作」をテーマに、各地の青年会やエイサーグループなど62団体およそ4千人が勇壮、優雅な演舞を披露したとのこと。

残念ながら仕事を終えて帰宅途中、最後のチームの演舞を、わずか数分垣間見ることができただけだけど、一応カメラに収めたので…。

昔ながらの伝統的なエイサーと、ポップな曲に乗せて斬新な振り付けのエイサーの競演で、国内外の観客を魅了したという。

道化役のチョンダラーの扮装が、外国からの観光客に受けて、あっちこちで写真をせがまれていた。

2018年8月7日リンクURL