「シバサシ」と「シーサー」と「ニトベカズラの花」と

先日(9月19日)、所用があって渡嘉敷島へ里帰りしました。家々の門や角にサンが差し込まれているのに気が付きました。「シバサシ」です。

沖縄の風習の一つで、旧暦8月10日に行われる魔除けの行事です。ススキを束ねて「サン」と呼ばれる魔除けを造り、これに桑の枝を加えると「シバサシ」になります。家族の健康と無病息災を祈る古い習慣が、島では今でもしっかり息づいているのを知り、うれしくなりました。

こちらは門柱の上ですが、「シバサシ」の後ろに小さなシーサーがいるのがわかりますか?赤い花は「ニトベカズラ」です。シバサシシーサーニトベカズラのスリーショット。こんなシャッターチャンスは、そうそうめぐって来るものではありません。

塀の一面を覆うように見事に咲いたニトベカズラ。花に誘われてカメラを向けたら「シバサシ」に気が付きました。そしてそこに「シーサー」までいたというわけです。なんとラッキーな!

こんなに見事に咲きそろうニトベカズラもめったに見られません。

 

2018年9月21日リンクURL