県民大会 余話~「ウチナーンチュ、 ウシェーティナイビランドー」

翁長沖縄県知事は、17日の県民大会で「ウチナーンチュ、 ウセーティナイビランドー」と、うちなーぐちで発言を締めくくり、
3万5千人がスタンディングオベーションで、知事のメッセージに応えた。

地元の新聞社は、大会当日の号外と翌日の朝刊で、知事の発言のうちなーぐちの部分を「沖縄の人を、ないがしろにしてはいけない」と、語釈をつけた。

18日 沖縄タイムス

18日 沖縄タイムス

その記事を読んで「?」と、すごい違和感を思えた。そう思ったのは私だけではなかったと思う。
なぜなら、「ウチナーンチュ、ウセーティナイビランドウ」とは
「沖縄の人をバカにしてはいけませんよ」という強烈な響きを持つ言葉だからだ。
語尾こそ丁寧語を使っているが、そこにまた、だれを相手に発した言葉であるかもあらわれている。

後日、沖縄タイムスはこんな記事を載せた。

20日 沖縄タイムス

20日 沖縄タイムス

推測するに、県はマスコミにたいして、事前に知事の発言内容をニュースリリースとして流したと思われる。そこにうちなーぐち部分の語釈がついていたのだろう。
知事は、県民にはうちなーぐち部分で十分に真意が伝わると信じて、ことばが向けられた相手の人間性までは否定しないという配慮をした。そして、沖縄のマスコミも知事の配慮を尊重した(デスクや整理部はずいぶん悩んだだろうなぁ)。と、私は理解した。

うちなぁんちゅ(沖縄人)はどこまで優しいんだろうか。

2015年5月24日リンクURL

辺野古 あ・ら・か・る・と~辺野古総合大学と文庫

毎日のように辺野古のゲート前に座り込みに来ている人たちは
シュワブゲート前のことを「辺野古総合大学」と呼んでいる。
ここに来ることでいろいろなことが学べるからだ。

ゲート前の座り込みには、実に多彩な人たちが参加していて
沖縄の平和運動の歴史はもちろん、さまざまな分野の専門家の話しから
社会学、政治、経済、建築、生物、環境問題、歌や踊り沖縄の古典音楽(三線)の伝統芸能まで、辺野古大学は、他に類のないユニークな総合大学なのである。

ことに若者たちは、辺野古体験で何よりも人生に大切な人間学を学ぶようだ。

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その辺野古大学に最近「辺野古文庫」が誕生した。
ブルーシート一張りの質素な図書館で、まだ蔵書も少ないが
海保の暴力的な過剰警備を告発する写真展も開催中。

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辺野古・ゲート前の座り込みに参加する際には是非お立ち寄りを。

蔵書を増やすため、書籍の寄付を受付中。
皆さんに読んでもらいたい本や資料などありましたら、ご提供ください。

2015年5月23日リンクURL

今日(5月22日)の辺野古~雨にもマケズ

今日はしまぐるみ会議の辺野古バスでゲート前へ向かった。

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高速道路沿いのやんばる路は、イジュ月桃の花が今を盛りと咲き誇る。
霧雨に煙る山の緑に、イジュと月桃の花の純白が映えて何とも美しい。(高速バスからの撮影では花の姿は捉え難いが…)

 

ゲート前は、雨にも負けずいつも通りの抗議行動が展開された。あいにくの天候で、海上での抗議行動は午前中で打ち切られたと報告があった。

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このところ、毎日のように右翼の街宣カーが大音量のスピーカーで妨害にやってくる。

座り込みの市民は相手にしない。無視されると車から飛び出してきて挑発的な行動をとるので、警察が警戒している。

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では、警察は市民の味方か?と思えばさにあらず、
座り込みの人たちを「トイレ・コンビニ」へ運ぶ送迎車の一時停車を
「違法駐車」として追い立てるパトカー。いやがらせとしか思えない。

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今日は琉大の学生たちが、ゼミの教官に伴われて大型バスで大挙してやって来た。若い人たちが大勢いると場が活気づく。

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今日の差し入れは、箱いっぱいのスナックパインだった。

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2015年5月22日リンクURL