「重要土地規制法」可決・成立に怒り! ~ 今日(6月16日)の辺野古

 「重要土地法案、可決・成立」の報を背に辺野古へ向かう。気が滅入る。

 沖縄ではすでにこの悪法を先取りした状況が、特に辺野古関連の場所で頻発している。しかし、多くの国民がこの法律がいかに恐ろしいか気づくのは、ある日わが身に迫ったときであろう。それでは「時すでに遅し」である。

 2014年の7月に始まった辺野古ゲート前での座り込み抗議行動から2537日目、間もなく満7年となる。

 戦前の治安維持法を思わせる(映画やテレビドラマでしか知らないが…)この悪法の第一のターゲットはまさにこの辺野古新基地への抗議行動だろう。果たしていつまで続けることができるのだろうかと不安に襲われる。 

  今日も9:00前にはいつもの水曜日メンバーを中心に19人が座り込んだ。ただ、入った工事車両はわずかに24台。座り込んで25分、機動隊の排除警告からわずか10分足らずで一回目の抗議行動は終わった。

 

 

 

 

 

 抗議行動の周辺では早速気になる動きが目についた。工事用ゲートの周辺、座り込みテントの向かいで「測量」をする作業服の人たち。一組に「何を測っているのですか?」と聞いたが、無視された。二組目の人たちに同じ質問。「安全かどうかチェックしています。皆さんを守るために」。気のせいかマスクの下の顔が「ニャリ」とするのを感じた。

 

 12:00 に向けての二回目の座り込みは17名。ギターの伴奏付きで抵抗の歌を唄いながらダンプを待つ。しかし、12:00を過ぎてもダンプは一台もやってこない。防衛局員、機動隊の姿もない。

 実は、昨日も12:00の搬入がなかったとのこと。それではとテント下に引き揚げたら、午後2:00になっていきなりやってきたという。慌ててゲート前に駆け付けたが、間に合わず何の抵抗も受けずに入れてしまったと、悔しそうに、昨日の座り込み参加者からの報告だった。もしかしたら今日も…と思ったら案の定だった。

 

 さあ!今日も豪華にランチバイキング。食事中の話題は、やはり今朝未明可決された「重要土地規制法案」のこと。

 辺野古のことだけでなく、それぞれが読谷、金武、宜野湾、宜野座など日常的に米軍基地からの事件・事故、環境被害に悩まされている人たちがほとんど。この上にどんな基地被害が覆いかぶさってくるのか、想像するだにおぞましい。それが実感である。「食事中、消化に悪いけど…」と言いつつ、湧き上がってくる怒りは抑えがたい。

 

 午後2:00前、改めて座り込み直した。やってきたダンプは北側から一台、南側から7台だけだった。 

 法案成立に合わせて強化された監視体制。見せしめのように行われた宮城秋乃さんへの家宅捜査。こちら側も何か抵抗の手段を講じなければならないかもしれない。 

 テント前に植えた「撫順の朝顔」、すくすく育って早く花を咲かせてほしい。

 来週の水曜日は6月23日・慰霊の日に当たり、休日となるため、辺野古の抗議行動も休みとなる。

 

 

2021年6月16日リンクURL

沖縄県マスコミ労協が「重要土 地規制法案に反対する声明」を発表

 稀有の悪法と称される「重要土地規制法」。特に、沖縄全体がこの法の網をかぶせられ、辺野古新基地建設を始め国の行為に対するあらゆる抗議行動ができなくなる可能性が露わになってきました。沖縄ではすでに、この悪法の先取りを思わせる出来事が、次々と起っています。

 他都道府県では関心が薄いようですが、もちろん沖縄だけの問題ではありません。コロナ禍に乗じて国は、着々と戦争準備を進めています。

 沖縄県マスコミ労協と日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)が「重要土地規制法案に反対する声明」を発表。沖縄の視点がしっかり書き込まれており、読み応えがあります。下記のURLから ぜひお読みください。

<https://bit.ly/3xdvoz1>

<辺野古ゲート前の抗議行動への監視 強化>

 

 市民が新基地建設に抗議して座り込む工事用ゲートの頭上左側にできた「監視台?」。これまでは視察に来た政府や米軍、国会議員などのお偉方が、座り込みの様子を見下ろす場所だった。そこにさらにお立ち台のような目立つものをつくったのはなぜだろうか?監視カメラも増設。一本の柱に3個もの監視カメラが付いている。

 ゲート右側には一本の柱に6個もの監視カメラ。

 さらに、向かい側に設置されている360度監視カメラも2週間前から一つ増えて2個になった。

 <5月22日 琉球新報>

 「座り込む反対派の弁当のごみなどが風に飛ばされて米軍基地の中に入ることも考えられる」だと?そんなことは絶対にない!よくも見てきたようなウソが言えるものだ。国会議員たる者が!

 米軍基地にゴミが一つ二つ飛んで入る心配よりも、一日にダンプ何千台分もの赤土が、生物多様性豊かな海に投入され、5000種もの貴重な海洋生物が埋め殺されていることにこそ、思いを馳せるべきではないのか!

 

 

 

 

2021年6月13日リンクURL

宮城秋乃さんに対する家宅捜索は「人道に反する」 ~ 4市民団体が抗議声明

 NPO法人:奥間川流域保護基金、沖縄環境ネットワーク、沖縄平和市民連絡会、ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC) の4団体は、 昨日(6/10)午後3時から県庁記者クラブで緊急抗議の記者会見を行い、沖縄県警が蝶類研究家・宮城秋乃さんの自宅を家宅捜索を行い、執拗に宮城さんに事情聴取を行っていることに対し抗議声明を発表した。

 記者会見に臨んだ各団体の代表は、「宮城さんの行動は、研究者として貴重生物を守るための環境保護運動であり、家宅捜索は市民運動への圧力だ」「人道に反する」「土地規制法の先取り」と訴えた。

<6月11日 琉球新報>

抗 議 声 明

「捜索されるべきは米軍基地とその跡地である」

〜宮城秋乃さんの活動を支持し、沖縄県警の強制捜査に抗議します〜

 

 今月4日に沖縄県警が東村在住の蝶類研究家・宮城秋乃さんの自宅を家宅捜索し、パソコンやタブレット、ビデオカメラ等を押収、以後連日の取り調べを行っているとの報道に接して、私たちは激しい怒りに震えました。

 宮城さんは、自身の活動のフィールドであるヤンバルの森(世界自然遺産登録の価値をもつ生物多様性豊かな亜熱帯森林)を心から愛し、人間による環境破壊を憂い、森の生き物たちを守る活動を続けてきました。近年は返還された北部訓練場跡地の森を調査し、米軍の廃棄物を次々と発見しています。

宮城さんがこれまでに見つけた二千発以上の弾薬や照明弾の残骸、放射性物質を含んだ電子機器、廃土嚢やコンクリ塊、野戦食のパッケージゴミ等々、米軍が半世紀以上もの長きにわたりこの地で行った訓練で残した廃棄物の数々は、本来なら基地返還前に除去して原状復帰しなければならかったものです。にもかかわらず米軍はその責任を放棄し、日本政府もまた「北部訓練場の過半の返還」をうたいながら、おざなりの「環境調査」と「支障除去」でお茶を濁し、宮城さんが次々と発見しその存在を訴えてきた米軍廃棄物の問題にまともに向きあおうとせず、頰被りを続けてきました。

そしてこの間も、ヤンバルの森の生き物たちの繁殖期であるにもかかわらず米軍は大規模なジャングル戦闘訓練を行い、環境破壊を続けていました。北部訓練場内の森林で、米軍廃棄物は現在進行形で増加し続けているであろうことは想像に難くありません。

 報道によると、このたびの家宅捜索は、宮城さんが森の中で発見した廃棄物を米軍に引き取らせるべく北部訓練場メインゲート前に置いたという二か月前の出来事が、通行を妨害した「威力業務妨害容疑」であるとのことです。まったくおかしな話です。今回の強制捜査は、国会で審議中の「重要土地調査規制法案」が成立すればどのような社会になるかを先取りして示すものでもあり、基地からの被害を受ける人々が逆に監視や規制・弾圧の対象とされてしまう同法案は即刻に廃案されるべきです。

 米軍や沖縄防衛局は、本来なら自分たちが行わなければいけない廃棄物の回収をしてくれた宮城さんに感謝を捧げ、「今後は自分たちが責任を持って環境浄化に努めます」と誓うのが筋というものではないでしょうか。そして、捜索すべきは、宮城さんの家ではなく、返還された基地跡であり、北部訓練場の森の中にいまも遺っている米軍の廃棄物です。

 私たちは沖縄県警に対して、宮城秋乃さんに対する取り調べをただちに取りやめるよう求めます。また、押収された宮城さんの私物を即刻返却するよう求めます。

 私たちは在沖米軍および沖縄防衛局に対して、宮城秋乃さんを不当に被疑者扱いしたことを謝罪するよう、そして、これまで宮城さんが孤軍奮闘してきた米軍廃棄物回収作業の功績に深く感謝し、返還跡地を含めた北部訓練場の米軍廃棄物の回収と環境浄化作業に早急に取り組むよう求めます。

 世界自然遺産登録の勧告を受けたヤンバルの森の生態系を未来永劫伝えていくために、繁殖期中の軍事演習は陸でも空でも一切行わないよう、さらには、北部訓練場の全面返還を、米軍および日米両政府に求めます。

 

声なき森の生き物たちのかわりに行動する宮城秋乃さんに敬意を表して

2021年6月10日

NPO法人:奥間川流域保護基金、沖縄環境ネットワーク、沖縄平和市民連絡会、ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC) 

 

 

 

2021年6月11日リンクURL