絶景かな! ~ 快晴の渡嘉敷島

 久々に快晴の渡嘉敷島でした。なぜかここ2~3年、島を訪れるたびに曇り空で、なかなか理想的なケラマブルーに出会うことができませんでしたが、今回はもう完璧!と言っていいほどの絶景でした。

 渡嘉敷港に入ってくるフェリーとかしきが、ひときわ美しく見えます。

 夏休みに入って、船も連日満席状態。

 北山(にしやま)の西展望台からケラマ海峡を望む。向こうの島々は同じく慶良間諸島・座間味の島々。冬は鯨海峡とも呼ばれるホエールウォッチングのメッカです。

 東展望台から沖縄本島を望む。前の小島(前島)の向こうにかすかに見える山影は那覇の街。この日は、辺戸岬まで沖縄本島の全景を見渡すことができました。

 亀さんも泳ぐとかしくビーチ。

 今回は韓国の女教師の皆さんを案内しての渡嘉敷島の旅でした。(アリランのモニュメントにて)

2019年7月31日リンクURL

埋め立ての進捗はまだ全体の0.5% ~ 今日(7月24日)の辺野古

24日(水)は、7:00発の辺野古行きバスで県庁前を出発。

早朝の空は、中天にまだお月さまが鎮座していて、咲き始めたホウオウボク(鳳凰木)の花とのツーショットが何とも言えずGood!

<ホウオウボクの花と下弦の月 6:45県庁前で>

 8:30 辺野古へ着くと、ゲート前へ向かう山城博治さんと稲葉博さん、それにヤギさん(名前はまだないそう)の、これまた何とも言えない癒しのスリーショットに遭遇。今日はなんかいいことありそう、だけど…!

 

 

 

 

 

<不屈の座り込み1844日目、ヤギさんもいる辺野古ゲート前>

 でも、現実は厳しい。今日も暑さ以上に熱い思いで、怒りと忍耐の一日が始まる。

 

機動隊が来ても、怯まず三線と歌で抵抗。

 今日は高里鈴代さんが指揮をとり、珍しく山城博治さんがみんなと一緒に座り込んでいた。

 機動隊に持っていかれないようにバリロードにしがみついて抵抗。指を一本一本剥がすようにして引き離し、連れてゆく。

 私も両腕をバリロードに巻き付けるようにして指を組んだ。機動隊も女性に対してはあまり乱暴なやり方はできないため、丁重に声をかけたり、指をはがすのに時間がかかった。丁度座り込みの真ん中あたりにいた私は、排除の一番最後になったらしい。ついには座っていたイスごと軽々と運ばれてしまったが、それでも5分ぐらい粘ったので「一人でよく頑張ったね」と、何人かから声をかけられた。

 いま、海を埋めている土砂は、海から船で運ばれているので、列をなして工事用ゲートに入ってゆくのは生コン車と建築資材を積んだダンプばかり。陸上の兵舎や道路の工事に使われているということだ。

 一回目の搬入が終わり、座り込みテントで休息をとりながら集会は続けられた。

 土木専門家の立場から、新基地建設の国による隠ぺいを暴き出し、違法性や理不尽を追求し続けている平和市民連絡会の北上田毅さんが、先だっての県への要請行動について説明。その中で「県が7月1日の県議会6月定例会で、埋め立て工事の進捗について2.8%と答弁しているが、それは『0.5%』の間違い。その数字が新聞報道などもあって一人歩きしているが、0.5に過ぎない」と指摘して、拍手が起こった。

 お昼を前に、冷たくて美味しい差し入れ(ミックス果物の小豆あん添え、水曜日恒例のバナナ)もあり、午後に向けて英気を養った。

 テントスタッフの報告によると、この日は、9:00の第一回目の搬入で48台、12:00の第2回目の搬入で33台、15:00の第三回目では20台の計で101台の工事車両が入ったという。

 また、ゲート前に寄せられた情報によると、安和桟橋では13:30に231台の土砂(赤土)を積み込んだ運搬船が離岸し、14:00に2隻目の運搬船が入ってったが、海上でのカヌー17艇とボート一隻の抗議行動によって普段より大幅に遅れているとのこと。

塩川埠頭では7:10頃から作業が始まり台船に183台積み込み10:30には作業が終わったということである。

 辺野古ゲート前のテント横にある花壇では、人知れず手入れをしてくださる方がいて、いつも四季折々の花が人々を励ましてくれる。今日はホテイアオイの花が迎えてくれた。

2019年7月25日リンクURL

民意抹殺の構図 ~ こうして安倍一強はつくられていく

 映画「新聞記者」の一場面を彷彿とさせる。あれは映画の中だけではないということが、実感させられる記事だ。

<琉球新報 7月16日朝刊 ↓>

 この数字は退職2年以降の再就職者は含まれていない、ということは、これら辺野古工事受注業者に、どれだけの防衛省OBが天下っているか、実態はもっとひどいということになる。これでは辺野古の工事が止まるわけがない。彼らにとって、国民のわずか1%にも満たない沖縄の民意などそよ吹く風でしかないのだろう。

 辺野古新基地建設の建設費は、警備費だけ一日2.000万円(防衛省試算)だそうだ。写真はキャンプ・シュワブ工事用ゲートの民間警備会社のガードマン。ゲートの右側だけで17名、左側にほぼ同じ人数がいて、さらに30分おきに交代する人数が同じ数。加えて昼夜3交代のはずである。

 この他に、安和桟橋、本部塩川港、海上では警戒船が何隻も浮かんでいる。

<6月24日、塩川港での民間警備員。違法行為と指摘されている>

 辺野古の工事は一例で、国が行うことのすべて、一事が万事であろうことは容易に想像がつく。「すべては安倍政権を支える大手企業のために」である。

 当初、2500億円とされた辺野古新基地の建設費は、今年、2兆5500億円になるだろうと、沖縄県が試算した。実に当初予算の10倍以上である。その後、水面下90メートルに及ぶ軟弱地盤の問題が浮上し、海底地盤の改良は可能なのか、どれくらいの期間と費用がかかるのか(これが上記の新聞記事につながる)、試算さえできていないなかで、浅瀬部分での工事が強行されている。

この莫大な国家予算に、アリのように群がる企業群が安倍政権を支えている。

2019年7月19日リンクURL