埋め立ての進捗はまだ全体の0.5% ~ 今日(7月24日)の辺野古

24日(水)は、7:00発の辺野古行きバスで県庁前を出発。

早朝の空は、中天にまだお月さまが鎮座していて、咲き始めたホウオウボク(鳳凰木)の花とのツーショットが何とも言えずGood!

<ホウオウボクの花と下弦の月 6:45県庁前で>

 8:30 辺野古へ着くと、ゲート前へ向かう山城博治さんと稲葉博さん、それにヤギさん(名前はまだないそう)の、これまた何とも言えない癒しのスリーショットに遭遇。今日はなんかいいことありそう、だけど…!

 

 

 

 

 

<不屈の座り込み1844日目、ヤギさんもいる辺野古ゲート前>

 でも、現実は厳しい。今日も暑さ以上に熱い思いで、怒りと忍耐の一日が始まる。

 

機動隊が来ても、怯まず三線と歌で抵抗。

 今日は高里鈴代さんが指揮をとり、珍しく山城博治さんがみんなと一緒に座り込んでいた。

 機動隊に持っていかれないようにバリロードにしがみついて抵抗。指を一本一本剥がすようにして引き離し、連れてゆく。

 私も両腕をバリロードに巻き付けるようにして指を組んだ。機動隊も女性に対してはあまり乱暴なやり方はできないため、丁重に声をかけたり、指をはがすのに時間がかかった。丁度座り込みの真ん中あたりにいた私は、排除の一番最後になったらしい。ついには座っていたイスごと軽々と運ばれてしまったが、それでも5分ぐらい粘ったので「一人でよく頑張ったね」と、何人かから声をかけられた。

 いま、海を埋めている土砂は、海から船で運ばれているので、列をなして工事用ゲートに入ってゆくのは生コン車と建築資材を積んだダンプばかり。陸上の兵舎や道路の工事に使われているということだ。

 一回目の搬入が終わり、座り込みテントで休息をとりながら集会は続けられた。

 土木専門家の立場から、新基地建設の国による隠ぺいを暴き出し、違法性や理不尽を追求し続けている平和市民連絡会の北上田毅さんが、先だっての県への要請行動について説明。その中で「県が7月1日の県議会6月定例会で、埋め立て工事の進捗について2.8%と答弁しているが、それは『0.5%』の間違い。その数字が新聞報道などもあって一人歩きしているが、0.5に過ぎない」と指摘して、拍手が起こった。

 お昼を前に、冷たくて美味しい差し入れ(ミックス果物の小豆あん添え、水曜日恒例のバナナ)もあり、午後に向けて英気を養った。

 テントスタッフの報告によると、この日は、9:00の第一回目の搬入で48台、12:00の第2回目の搬入で33台、15:00の第三回目では20台の計で101台の工事車両が入ったという。

 また、ゲート前に寄せられた情報によると、安和桟橋では13:30に231台の土砂(赤土)を積み込んだ運搬船が離岸し、14:00に2隻目の運搬船が入ってったが、海上でのカヌー17艇とボート一隻の抗議行動によって普段より大幅に遅れているとのこと。

塩川埠頭では7:10頃から作業が始まり台船に183台積み込み10:30には作業が終わったということである。

 辺野古ゲート前のテント横にある花壇では、人知れず手入れをしてくださる方がいて、いつも四季折々の花が人々を励ましてくれる。今日はホテイアオイの花が迎えてくれた。

2019年7月25日リンクURL