軍事費を増やすほど戦争に近づく ~ 今日(8月23日)の辺野古

 年齢と共に暑さ寒さが身に応えるようになってきた。それに汗っかきになった。これまでは、どんなに暑くっても汗をかかず「いつも涼しい顔してるね」と、よく言われたものだが…。

 辺野古に来る日だけは、いい天気が恨めしい。とにかく暑いし熱い。背中から滝のような汗が流れる。

 9:00前、今日一回目の座り込み。今日は阿波、塩川での行動がないため、そちらへ行く予定の人たちも辺野古へやってきて、朝一番から40名超の大人数での座り込みとなった。




 台風6号の上陸以後、安和、塩川での土砂積み込みがなくなり、抗議行動も休みとなっている。あの猛烈台風で、辺野古崎の二つの護岸(K-8、k-9)が決壊し、運搬船が接岸・荷揚げできないからとみられている。もちろんこんな不都合なこと政府が発表するわけないから、あくまで推測だが、かなり信ぴょう性のある話だ。

 

今日塩川に行くはずだったうるま市民会議の照屋共同代表。「毎朝新聞を広げると、まるで戦前の新聞だ。日米政府は、沖縄を何だと思っているのか!アメリカが中国を抑えるために沖縄に基地をつくる。しかも金を出すのは日本だ。

 来年度の軍事費は7兆7千億円。人々が暮らしにあえぐ中で、軍事費だけが特別枠で底なし。軍事費を増やして平和になるならまだわかるが、軍事費が増えるほどどんどん戦争に近づいている」と。

 

 今日は11時の第四ゲートの抗議行動もなかったので、PFAS問題国連行動の報告など、参加者同士テントの下での交流が続いた。

 私は午後から沖縄市での日程が入っていたため、2回目以降の座り込みには参加できなかった。

 

 

 

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強力台風の余波続く ~ 今日(8月16日)の辺野古

 雨が心配された今日の辺野古。明け方那覇の自宅を出るとき少しパラついたが、その後は終日雨が落ちてくることはなかった。

 東京の友人から「沖縄より暑い東京…」と残暑見舞いの便り。確かに今日の辺野古も、雨が降ることもなく、カンカン照りになることもなく、ほどよい座り込み日和だった。

8時すぎ辺野古へ到着すると、出迎えてくれたのは、なんと!月桃の花。台風で生命の危機を感じたのだろうか、季節外れの花を咲かせていた。

 今日ゲート前での一番の話題は、ハワイ・マウイ島の大規模火災のこと。沖縄県人の多い島である。まるで戦場のような、戦争以上の悲惨な状況にことばも出ない。

 名護市議の大城敬人さんが「戦後灰燼に帰したふるさと沖縄の復興に、ハワイの県人たちは多大な援助をしてくれた。その恩返しの思いも込めて」と、救援基金の呼びかけを行った。 

 「戦争をする金があるんだったら、もっと世のため人のためになるようなことに使おうよ!」

 夏休みということもあってか、家族連れや学生のグループが3組も参加してくれた。若い人がいるだけでその場に自然と活気がでて、元気が湧いてくる。 


 11時前の第四ゲートでの座り込みはなく、正午前の今日2日目の座り込み。

 ゲート前で監視を続けるスタッフの報告によると、埋め立て地の工事は台風の後ほぼ止まったまま。第9護岸や第8護岸で、台風による崩壊がかなりあり、修復が行われないと、本来の工事が進められないのでは、という。そのためか、台風後は資材搬入のダンプの数が極端に少ない。今日も一回目は10数台だけだった。

 水曜日名物ランチバイキング。それぞれが持参した弁当を並べて分け合って食べるだけだが、和気あいあいと楽しいので、美味しさも倍増する。食後のデザートにケーキやドラゴンフルーツのアイスクリーム、コーヒーまであって、はじめて参加した人が、「フルコースですね!」と目を丸くしていた。

 

 

 

 今日は午後3時の資材搬入はないとのことで、昼食後に解散となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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台風一過の辺野古(8月9日)から

 3週間ぶりの辺野古である。先々週は多忙で、先週は台風で行けなかった。6:40、辺野古行きのバス乗場・県庁前の県民広場に到着。

 いつもはエサを探してせわしそうにそこら中をつつき回っている鳩の群れが、今日はなぜかのんびりと羽を休めている。台風避難で疲れたのだろうか?

 時間を知ろうと県議会棟横にあるはずの時計を見上げると、輪っかだけを残し、ひしゃげて垂れ下がり、台風の威力を見せつけていた。今日の辺野古、たぶん抗議行動どころではないはず。テントの修復、周りの片付けに追われるだろうと、想像がつく。

 屋根のシートがはがされ、骨組みだけになった座り込みテント。先着の人たちがすでに修復の作業を始めていた。


 みんなで手分けして、舞い散った木の枝や葉っぱを片付け、清掃し、シートを張り直した。

 木々の多くも葉を落とし、常緑の琉球松だけが緑色を残している。

 それでも9時前にはゲート前に座り込む。いつもより参加者がかなり少ない。十数人はいるだろうか。やはりみんな、家の台風後の片付けが大変で辺野古どころではないと思われる。とくに農業の人たちは被害も甚大であろう。本当はそちらの方に応援に駆け付けたいくらいだ。

 海はまだ波が高く、海上からの土砂搬入はなく、その他の工事も再開されていないとの報告。この日工事用ゲートから入ったダンプは15台のみ。結局、午後の資材搬入はないということで、抗議行動は朝一回だけで打ち上げとなった。

 明日以降の抗議行動のために、可能な限り今日中に修復をと頑張り、昼食後に解散となった。

 沿道の路肩では、台風一過の日差しを待ちわびていたかのように、黄色いタマスダレの花が一斉に咲き出しいる。(帰宅すると、我が家の庭のタマスダレも咲きそろっていた)

 不屈の座り込み・3321日目の辺野古より。

 

 

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