雨に煙る那覇の街。辺野古へ行く日は朝6時過ぎに家をでる。
昨夜(12日)は夜中に何度も大雨洪水警報の避難指示エリアメールが鳴り響いていた。自宅が川のすぐそば(マンションのベランダから2メートルほど先)にあるため、大雨の時はいつも川の増水が気になる。警報のたびにベランダから川を覗き込んだ。睡眠不足での辺野古行動は少し辛い。
9時前、ゲート前に座り込む頃には、少し小降りになった。歌や踊りで元気をつける。非暴力の抵抗に歌や踊りは無くてはならない大切なツール。水曜日は特に歌や踊りが得意な人たちが揃っている。みんなが歌っている間は、機動隊も排除をためらう。(その日の指揮官にもよるが…)
強制排除はいつもより10分ほど遅れて始まった。
ひとりに4~5人の機動隊が張り付く。
高齢で座り込みはできないからと、辺野古ゲート前のテントに、毎月2リットルペットボトルのミネラルウォーターを、13ケースも届けてくださる方がいる。この日も一時間以上もかけて自ら水を運んできた。こういう目に見えない応援に支えられて、辺野古の闘いは続けてこれたのだ。
辺野古の集落では、花をいっぱいつけたゆーなんぎい(ゆうなの木)の大木があちこちで見られた。混じりっけのない透き通るような黄色のさわやかさが好きだ。
ゲート前の座り込みももうすぐ(7月7日)満10年となる。