法廷に入る翁長知事を激励しようと、裁判所前の城岳公園で行われた事前集会。この朝行われた高江の抗議集会から、また辺野古のゲート前から、嘉手納基地のゲート前行動から、読谷のトリイステーション前からと、集会のはしごをした人たちも大勢いた。
拍手に迎えられてあいさつにたった翁長知事。
「大変厳しい道のりではある。これからいくつものハードルを乗り越えなければならないだろうが、県民の民意は大変重い。 現場で闘っている県民の皆さんの思いを受け、皆さんの顔を思い浮かべながら、頑張ってきます」と、さわやかな笑顔を見せた。
1,000人が裁判所に向かう翁長知事に、熱い翁長コールを送った。
「異様な裁判 浮き彫り」と、今朝の新聞は伝える。裁判長が、「判決が出たら、それに従うのか」と、翁長知事に質したり、「それは政治的な訴訟指揮だ」と、県側弁護団に批判されて、裁判長自身が長々と釈明をするなど、ありえない光景だったという。翁長知事は、「国の提訴は、地方知事の軽視。民主主義に禍根を残す」と、訴えた。
裁判所は、県側が申請した証人8名全員を却下、たった2回の口頭弁論だけで結審、来月16日に判決が言い渡されることになっている。裁判が始まって判決までたった一か月、これで十分な審理ができるのだろうか?県民の裁判への不信は高まるばかりである。