さくら前線南下中~寒緋桜

朝目覚めて「温かい布団から出たくな~いよ~!」なんて思ったのは
子ども時代(今から数十年前)以来のこと。それほど今年の冬は、沖縄も寒いです。(こちらの年齢のせいもあるかもしれませんが…)

休日の昨日は、所用があって南城市玉城を車で走りました。一月下旬に桜祭りを迎えた北部地域の開花以降、ただいま南下中の桜前線は、那覇市では満開を過ぎ、葉桜が目立ちますが、南部地域でいま満開を迎えています。

道々色も鮮やかに咲き誇る桜の木々に出会いました。

近づくと、メジロさんたちが何羽も飛び交っていて、花をついばんでいました。交通量の多いところで車を止めて写したので、慌ててしまいピンボケですが、ごめんあそばせ!

残念ながらあいにくの天気で、青空だったら、桜の色ももう少し映えたでしょうに!ね。

寒さが厳しいほど、桜は美しく咲く、と聞きます。この寒さも今週がピークのようですが、難渋している雪国の皆さんに、少しでも春を感じてもらえればうれしい!

この日、県外出身の大先輩が「受難多き沖縄を思うと胸が締め付けられる」と、涙ぐみながら言い「でも、この受難を乗り越えたとき、その祝福もまた大きく、沖縄が世界の平和の先達になると思う」と語った言葉が、寒さを受けて咲き誇る桜に重なった。明日は辺野古を頑張ろう!と思う。

2018年2月13日リンクURL

報道機関を名乗る資格がないのはどっち!~産経新聞 沖縄批判ありきの報道

昨年12月、沖縄自動車道で起こった交通事故をめぐって、産経新聞が「日本人救った米兵 沖縄2紙は黙殺」という見出しで掲載した記事を、取材不十分で間違いだったと認め、削除と謝罪をした。

産経新聞は、この記事の中で、「米軍がらみの事件・事故が起きればことさら騒ぎ立て、善行に対しては無視を決め込むのが沖縄メディアの常になっている」とし、沖縄の2紙は「メディア・報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ」とまで書いた。

しかし、新報・タイムスの検証取材で、事故処理に当たった県警も、米兵が所属する在沖米軍も「米兵が日本人を救った事実はない」と否定。両紙の指摘を受け、産経新聞は2月9日の紙面で、誤報を認め謝罪したというもの。

ネット上にはびこる沖縄ヘイトに飛びついて、ここぞとばかり沖縄批判をしようとした挙句の失態と言わざるを得ない。報道機関としてあるまじき行為だ。

<2月9日、琉球新報朝刊>

産経新聞の謝罪に対し、琉球新報、沖縄タイムスの両紙は「記事を検証し、率直に詫びた姿勢は評価する」と編集責任者のコメントを発表した。

何と寛容なことか。新報・タイムスの読者、というより”沖縄の人間としては、「こんなことがごめんで済まされていいのだろうか、名誉棄損で訴えたい!」と思うほどだ。

産経の誤報記事は、ネット右翼が喜んで拡散したが、お詫び記事は、それこそ黙殺され拡散されることはないだろう。産経新聞も、そんなことは十分承知しているはずだ。

2018年2月10日リンクURL