どこまで沖縄を愚弄するのか安倍政権!

「米軍」を「米国」に言い換えるという。それも沖縄振興のためとにと。

うそ、ごまかし、改ざんの得意な安倍政権が、またまた都合の悪い文言を、中身はそのままに言葉だけの言い換えで、沖縄を愚弄しようとしている。

在沖米軍は、良き隣人政策の一環で、英語教育の充実をはかるとして、沖縄県内の小・中学校へ米兵を派遣し、「地域貢献」を自慢してきた。。教育関係者や女性団体などの「宣撫工作だ」という批判に耳も貸さず。

それを、こんどは「米軍ではあまりにも露骨だ」という自民党内部の批判から、中身はそのままに、言葉だけ「米軍」を「米国」に言い換えるというこざかしさ。どこまで県民を愚弄するのか!

<5月31日  琉球新報>

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辺野古に燃える ホウオウボク(鳳凰木)

今年は、ホウオウボクの花が格別美しい。各地で燃えるように咲いています。

 辺野古座り込みテントのはす向かい、キャンプ・シュワブ金網沿いの街路樹もホウオウボクです。

金網の向こう側はシュワブ基地。ネットで目隠しして新基地建設に伴う地下トンネル道路の改修工事が行われています。いったいどんな工事が行われているのでしょうね。

ホウオウボクは原産がマダガスカル島で、主に熱帯地方で街路樹として植えられているようです。
樹高が10-15mにもなる大木で、カエンボク、ジャカランダと並んで世界三大花木とされています。

樹冠が傘状に広がり、日差しの強い沖縄では道路に木陰を作ってくれる貴重な存在でもあります。鮮やかな花の色が、青い空にはよく映えて、遠くからでも目につきます。

 

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杖はついても、車いすでも ~ 今日5月30日の辺野古

梅雨入り宣言から一月近くになるというのに、雨らしい雨が降った日は一日もない沖縄。(離島などでは給水制限の話さえ出ている)炎天下のゲート前座り込みはかなり体力を消耗する。

辺野古へ行く予定の日は天気予報が気になる。冬の雨の中での座り込みも辛いが、夏の沖縄の太陽直下もかなり厳しい。少し雨が降ってほしいと願うが、数日前の天気予報では雨マークだったのに当日はカンカン照り、そんな日が続いている。

午前7時半過ぎゲート前に着くと、追っかけるように警察車両が座り込みテントの前を通り、基地の中へと消えていった。見上げると、キャンプ・シュワブの上空は、雲一つない青空が広がっていた。

辺野古ゲート前の座り込みは、今年7月1日で丸4年となる。その間には亡くなられたり、病に倒れたり、高齢になり来たくても来られなくなったりした人も少なくない。

そんな中で、杖をついても、車いすでもやってくる方も大勢いらっしゃる。同じく、90歳でも、95歳でも来る意志のある方はやってくる。30日もそんな方が3人もいらした。

そういう方々を目の当たりにすると、普通に元気の自分は、遠いから大変とか、暑いのがつらいなど言っていられなくなる。

遠くと言えば、この方はニュージーランド在住。20代に沖縄の海に魅せられ、以来沖縄の離島などを回っているという。「こんな貴重な海を埋めるなんてとんでもない」と怒った。

この方も遠くキューバから。生まれは沖縄だが県外育ち、キューバの海にほれ込んで現在キューバ在住。「故郷沖縄を失いたくない」と、辺野古へ通っている。

 

この方は県外から。現職の高校教師で演劇部の顧問。辺野古へ通う中で「対馬丸」のことを初めて知り、一年前、このテントの下で脚本を書き始めた。「学童疎開船・対馬丸」をテーマにした演劇を書き上げた。高校演劇コンクール県大会,地区大会で優勝、全国大会へ進み絶賛されたという。「ここ(辺野古)で小さな種がまかれ、全国へ広がっている」と、座り込む人々を励ました。

          <メインゲートでも軍車両の出入りに抗議の声を挙げる。

今日(30日)も3度ごぼう抜きにあい、315台のトラックやコンクリートミキサーが基地内に入った(そのうち193台が岩石を積んだダンプカー)。最近は毎日200台以上の砕石を積んだ10㌧ダンプが入っているが、この日は久々に100台に落ちていた。それは国頭村半地の国場組の採石場で18人の地域住民が早朝からダンプの運転手への「説得活動」が行われ、朝の一回目は一台も出なかったことが原因だったとのこと。県警のパトカーが1台来たが、集団からはずれていた1人を道交法違反で逮捕しダンプカーは出さないで直ぐ帰ったことから逮捕が目的だったと思われる。

この日は塩川港からの搬出はなく、大浦湾での作業もなかったと報告された。ただ、辺野古側の浅瀬の海での護岸工事は行われ、抗議船・カヌーでの抗議行動が行われた。

なお、平和市民連絡会のバスは、辺野古の帰りに名護署に立ち寄り、不当逮捕に抗議をするとともに、逮捕された仲間を激励した。

辺野古ゲート前に来ることだけが沖縄の抵抗運動ではないことはもちろんだ。「できる人が、できるときに、できるところで、できることをする」辺野古の合言葉の一つである。

 

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