大浦湾埋め立て強行 ~ 事前協議なし

  国は、昨日(10日)正午過ぎ、いきなり大浦湾へグリ石の投入を開始した。民意を置き去りにし、昨年暮れの代執行判決の「対話」の勧めも無視した暴挙である。玉城知事は「乱暴で粗雑な対応」と怒りを示した。

 私は昨日正午過ぎに辺野古を後にしたが、その直後に土砂投入が行われたことになる。午前中にテントでは、監視活動を続ける辺野古スタッフから「運搬船に捨て石が積み込まれており、船から直接海に投げ込むのでは」との懸念が報告がなされていた。その通りになってしまった。

 工事開始の知らせを受けて、午後3時三回目の座り込みには大勢の市民が駆け付けたということである。

 辺野古に基地をつくらせないオール沖縄会議では、代執行による大浦湾の工事開始は12日とみて、明日辺野古で県民大行動の集会を予定しているが、防衛局にはその裏をかく意図があったのだろうか?

 

 

 

2024年1月11日リンクURL

代執行準備作業始まる ~ 1月10日の辺野古

 辺野古大浦湾埋め立ての代執行に伴う工事の準備作業が、昨日(9日)から始まったとの報道に居た堪れない思いで辺野古へ向かう。今年初めての辺野古行動である。

 月曜~金曜の毎日午前中辺野古ゲート前に座り込むNさん。

「国は、県との事前協議なしには工事をはじめないとの約束を破って、工事を始めた。ワジワジーしている。

しかも、防衛大臣は昨日、記者会見でそのことを問われ、”文書で通知した”と言っている。そんな事前協議がどこにあるか!」と、怒りの声をあげた。座り込むみんなの思いもおなじだ。

 水曜日の現場指揮は平和市民連絡会の高里鈴代共同代表。「コロナ禍で私たちは感染予防のため機動隊に抱えられて移動することを避けてきた。しかし、もうそれはやめよう。工事車両を一分一秒でも遅らせるために、それぞれの判断で抵抗することとする」と宣言。

 多くの人が担がれるまで抵抗することを選択した。私も3人の機動隊に担がれて排除された。が、今日の機動隊はかなり乱暴だった。右腕をひねり上げられ、あまりの痛さに悲鳴を上げたが、道路わきに運び込むまで機動隊が手を緩めることはなかった。機動隊の指揮官に抗議した。(帰宅し、夜になっても肩に痛みが残り、指先がしびれている。)

 さまざまな工事資材を積んだ大型ダンプが次々ゲートの中に消えて行った。中で工事が始まっていることが実感された。

 リュウキュウコスミレが花の季節を迎えている。テントの柱の根元で、まるで柱を守り支えているかのように咲いている。

 

 

 

 座り込みテントの正面。ここにあるはずの座り込み日数の表示板がない!(横の写真は12月27日)

 昨日まではあったそうだ。昨夜のうちに何者かに持ち去られたとのこと。警察に盗難届が出された。ひろゆき氏の暴言に続いて、今度は盗難である。



  11:40 今日2回目の座り込み。那覇から二台目のバスも到着し、人数は40名近くに増えた。

 私はこの後別日程のため、辺野古を後にした。

 



 

 

 

 

 12日(金)には、代執行に抗議する辺野古「県民大行動」の集会が、ここゲート前で行われる。

 

2024年1月10日リンクURL

世界の識者400人が、軍事化に抗う沖縄県民の闘いを支持

 政府は代執行によって辺野古の埋め立ては認められたとして、この12日から工事を開始すると沖縄県に通知して来た。こうした状況に対しアメリカの映画監督オリバー・ストーン氏はじめ世界の識者400人が、改めて「辺野古NO」の声明を発表した。

 

 

2024年1月7日リンクURL