梅雨のはしりか連休後半からぐずついた天気が続く沖縄地方。辺野古へ向かう沖縄自動車道の沿道では梅雨の花・いじゅの花が咲き始めていた。先週までは全く気配もなかったのに…。
伊芸のサービスエリアでは満開のデイゴの花も見られた。曇天でせっかくの花の色が表現できないのが残念だ。
連休明け初日の辺野古。行きのバスの中やゲート前でも、ここ数日の二つの新聞記事に、みんなが怒りと耐えがたい思いを語った。

一つは、西田昌司自民党参議院議員の「ひめゆり資料館の展示は歴史の書き換え、でたらめだ」と、沖縄で行われたシンポジウムで発言。自民党内部からも批判の声があがっており、沖縄県議会が抗議決議の構え。
もう一つは、「在沖米軍の性犯罪8年間で949件」の記事。(新聞記事は別項で紹介する)軍隊の構想的暴力が改めて露わになった。内に暴力をかかえる軍隊が、どうして平和など守れるだろうか?暴力で守れる「平和」などない! そもそも戦争そのものが究極の暴力なのだ。基地も軍隊も世界中どこにもいらない。







1回目の座り込みを終えてテントに戻り、差し入れのコーヒー、自家生産の果物やトマト、お菓子など頂きながら、沖縄民謡に振り付けられたダンスを教えて貰い、みんなで踊った。


正午前、雨もちらつく中、2回目の座り込み。那覇からの2台目のバスも到着して人数も増えた。



ここで思わぬハプニング発生。機動隊の排除の最中、一人の女性が転倒して、ガードレールに頭を打ち、救急車で運ばれた。本人は「病院に行くほどではない」と断ったが、高齢(85歳)でもあり、頭を打ち付けたので、大事をとって救急車を呼ぶことになったので、私が救急車に同乗して病院まで付き添うことになった。
幸いレントゲンなど診察の結果、特に異常は認められず、午後3時半には辺野古のテントに戻ることが出来た。
私たちが病院にいる間に行われた3回目の座り込みは、降り出した激しい雨の中、いつもより長時間となった。みんながテントに戻ってきたのは午4時を過ぎ、帰宅は午後6時を回っていた。朝6時過ぎに自宅を出てから実に12時間に及ぶ抗議行動である。
高齢者の多い辺野古での抗議行動は、みんなの健康状態が大きな懸念材料となりつつある。辺野古新基地建設は、人権侵害、海や森、山の環境破壊だけでなく、県民の心と身体の健康被害、さらに言えば経済破壊までもたらしていると言わざるを得ない。私たちはいつまでこんなことに悩まされ続けないといけないのか、腹立たしいばかりである。