「ひめゆり」は 歴史を書き換えたひどい展示 ~ 自民党 西田昌司参議院議員発言

 ここまで「沖縄」を愚弄する意図は何なのか理解に苦しむ。3カ月にわたる地上戦の中で、恐怖におののき、砲弾に身を裂かれ、悶え苦しんで死んでいった人々(私にとってはふるさと渡嘉敷島の集団「自決」で惨殺された村人たちや、日本軍に徴用された鰹船を砲撃され死んだ祖父、「自決」の生き残りの母)を身近に知る者にとって、怒りを通り越して身体が凍り付く思いがする。

              <5月4日 沖縄タイムス>

 

            <5月7日 沖縄タイムス>

 沖縄県議会が抗議決議の方針、公明党、自民党県連も自民党本部に抗議という仲間内からの批判も相次ぎ、国会内で記者会見した西田議員は「発言は事実を言っており、撤回するつもりはない」とし、逆に「(沖縄の新聞に)発言の一部を切り取られ、誤解を生んだ」と報道を批判したという。

 それこそ「歴史をゆがめているのは、誰だ!あなたではないか!」と言いたい。

 

 

2025年5月8日リンクURL

凄まじい軍隊の性暴力 ~ 軍隊は構造的暴力「基地も軍隊もいらない!」➁

 あらためて軍隊の構造的暴力の証左が明らかになった。

          <4月7日 沖縄タイムス>

 年間平均118件、多い時は154件とは驚くが、しかし、この数字も表面化したものだけで、70%以上が泣き寝入りさせられ、隠されているというこを忘れてはいけない。年間400件以上ということは毎日事件が起こっていることになる。本当に言葉もでない。

 それに、被害者が基地で働いている日本人なのか、米軍隊内の女性兵士なのか、兵士の家族なのか、基地の中だけでのことなのか、基地の外での被害も入っているのかがわからない。是非明らかにしてしてほしいものだ。

 949件は沖縄県内だけの数字だが、今日になって友人から、新聞・赤旗の記事がネットで送られて来た。

 凄まじい!総件数2070件のうち47%が沖縄の基地で起っている。

 

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 暴力の巣窟・基地はいらない! ~ 4月7日の辺野古

  梅雨のはしりか連休後半からぐずついた天気が続く沖縄地方。辺野古へ向かう沖縄自動車道の沿道では梅雨の花・いじゅの花が咲き始めていた。先週までは全く気配もなかったのに…。

 伊芸のサービスエリアでは満開のデイゴの花も見られた。曇天でせっかくの花の色が表現できないのが残念だ。

 連休明け初日の辺野古。行きのバスの中やゲート前でも、ここ数日の二つの新聞記事に、みんなが怒りと耐えがたい思いを語った。

 一つは、西田昌司自民党参議院議員の「ひめゆり資料館の展示は歴史の書き換え、でたらめだ」と、沖縄で行われたシンポジウムで発言。自民党内部からも批判の声があがっており、沖縄県議会が抗議決議の構え。

 もう一つは、「在沖米軍の性犯罪8年間で949件」の記事。(新聞記事は別項で紹介する)軍隊の構想的暴力が改めて露わになった。内に暴力をかかえる軍隊が、どうして平和など守れるだろうか?暴力で守れる「平和」などない! そもそも戦争そのものが究極の暴力なのだ。基地も軍隊も世界中どこにもいらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1回目の座り込みを終えてテントに戻り、差し入れのコーヒー、自家生産の果物やトマト、お菓子など頂きながら、沖縄民謡に振り付けられたダンスを教えて貰い、みんなで踊った。

 正午前、雨もちらつく中、2回目の座り込み。那覇からの2台目のバスも到着して人数も増えた。


 

 

 

 

 

 ここで思わぬハプニング発生。機動隊の排除の最中、一人の女性が転倒して、ガードレールに頭を打ち、救急車で運ばれた。本人は「病院に行くほどではない」と断ったが、高齢(85歳)でもあり、頭を打ち付けたので、大事をとって救急車を呼ぶことになったので、私が救急車に同乗して病院まで付き添うことになった。

 幸いレントゲンなど診察の結果、特に異常は認められず、午後3時半には辺野古のテントに戻ることが出来た。

 私たちが病院にいる間に行われた3回目の座り込みは、降り出した激しい雨の中、いつもより長時間となった。みんながテントに戻ってきたのは午4時を過ぎ、帰宅は午後6時を回っていた。朝6時過ぎに自宅を出てから実に12時間に及ぶ抗議行動である。

 高齢者の多い辺野古での抗議行動は、みんなの健康状態が大きな懸念材料となりつつある。辺野古新基地建設は、人権侵害、海や森、山の環境破壊だけでなく、県民の心と身体の健康被害、さらに言えば経済破壊までもたらしていると言わざるを得ない。私たちはいつまでこんなことに悩まされ続けないといけないのか、腹立たしいばかりである。

 

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