国葬参列への公金支出住民監査請求 沖縄でも

 安部元総理の国葬に反対する声が全国で高まっている。法的根拠のない国葬に膨大な国民の血税を使うことは許されないと各地で訴訟が取り組まれているが、沖縄でも市民団体が、国葬に招待されている知事や県議会議長が参加のための旅費など公金支出を差し止める住民監査請求が行われた。(玉城知事は欠席、赤嶺県議会議長は出席をそれぞれ表明)私も請求人の一人に名を連ねた。

<琉球新報 9月14日 ↓>

<沖縄タイムス 9月14日 ↑>

 

 

2022年9月16日リンクURL

選挙で「新基地NO!」を突き付けられてもなお工事強行 ∼ 9月14日の辺野古

 今日も県庁前から午前7時発  平和市民連絡会の貸し切りバスで辺野古へ。

 知事選後初めての辺野古、こころなしかみんなの表情も明るい。

 22日にはゲート前での座り込み開始から3000日を迎える。

 8時25分、辺野古ゲート前へ到着すると、名護市議選で12期目の当選を果たした大城敬人(よしたみ)さんが満面の笑みで迎えてくれた。44年間を勤めあげ、45年目をスタートさせた82歳。3~4年目までは、国会議員、県議をはじめ県内各地の市町村議が揃って参加していたが、いまも日常的にゲート前へ通う議員さんは、大城さんただひとりである。有言実行の人だ。若々しい。

 メインゲート前のテントは、台風対策で半分が巻き取られ、台風を迎える準備が進んでいた。強風が確認されれば、すぐに対応できるようにと、8年闘って培ってきた知恵である。

 一回目(9:00)には34人が座り込み、「知事選で、改めて新基地に反対する民意が示された。違法工事は直ちにやめろ!」と抗議した。

 機動隊に規制されながらもたじろがず、歌をうたいながら抗議をつづける。

 

  11時には、辺野古弾薬庫がある第四ゲートでの座り込み。

 次々やってくる台風の影響で運搬船が避難先から身動きできず、塩川港や安和桟橋での土砂の搬出が止まっており、今日は抗議行動も中止になったとのこと。台風様様だ。

 第四ゲートから見える大浦湾には、一隻の運搬船、工事船も見当たらない。青い海がどこまでも広々と広がっていた。 

 

 しかし、陸上での工事は続き、山が削られ、不毛なコンクリートが敷かれ、みるみる自然を失っていく姿が痛々しい。

 私は、この後沖縄市での別日程があるため、正午前に辺野古を後にした。

 ゲート前では、2回目(12:00)にも参加者は入れ替わりながら44人参加し、3回目(13:00)も32名で座り込んだとのこと。

 コロナ禍が少し収まり、県外からの参加も増えつつある。この日も、県出身者で県外の大学で教えていた方の教え子たち数人が、かつての恩師を訪ね辺野古にもやってきたという。

 また、プロ顔負けの音楽愛好家が、音響装置一式を携えて抗議行動に参加、楽しい演奏と歌で座り込み抗議行動を盛り上げたそう。やっとコロナ禍前の多彩な抗議風景に戻りつつあるゲート前。来る9月22日(木)には8:30から「座り込み3000日行動」が取り組まれる予定である。

 

2022年9月15日リンクURL