緊急呼びかけ  ~ 日米共同統合演習抗議行動

「沖縄平和市民連絡会からの緊急呼びかけ」

<中城湾港での日米共同統合演習への抗議行動について>


 日本政府は今回の「日米共同統合演習」の目的を「武力攻撃事態等における自衛隊の運用要領及び日米共同対処要領を演練し、自衛隊の即応性及び日米の相互運用性の向上を図るために実施します」と県に説明しています。

 ぬけぬけと「武力攻撃事態における演練」と良くも言えたものです。沖縄全島で武力攻撃事態を想定して訓練するとのことです。煎じ詰めていえば、戦争を想定しての訓練をこの沖縄で行うとのことです。平気で再び沖縄を再び戦場にすると言っているのです。私たちは日本政府のこの言いぐさを絶対に許してななりません。鈍感になっては瞬く間に戦場にされてしまいます。

 沖縄本島にいる陸上自衛隊(那覇基地・八重瀬・南与座)は今回、地対艦ミサイルの部隊展開訓練をやると言っています。しかし、今後はそれにとどまりません、大軍拡を実施し、敵基地攻撃能力のミサイル射程1000キロ以上を1600増産し南西諸島に配備すると言っています。このままでは、沖縄はミサイル戦争に完全に叩き込まれます。今、私たちは声をあげて、日本政府のこの方針(「日米共同作戦計画」)反対し破棄させねばなりません。

 今後、日米政府は沖縄の民間地域を含めて全ての施設などを自由に戦争のために動員することを狙ってきます。その手始めに、今回は中城湾港に自衛隊が借り上げた民間船舶(PFI船舶)で兵員と装備品の輸送を行い、県民を馴らしていこうと目論んできています。11月8日(火)9:30~24:00にそのPFI 船が中城湾港に入港・停泊するとのことです。

そこで、私たちは11/7に抗議行動を予定していましたが、抗議の日程を下記の通りPFI船が入港する11月8日に急遽変更することにしました。緊急な変更で対応が大変ですが、ご参加をお願いします。



<変更後の抗議行動の日程・場所など>

・抗議行動の日時:2022年11月8日(火)午前9:30~10:30

・抗議行動の場所(集合場所):中城湾港第4ゲート付近

・抗議行動共催団体:うるま市島ぐるみ会議、沖縄平和市民連絡会、嘉手納ピース・アクション。

※沖縄平和市民連絡会では那覇から中型バスを貸し切り、8:30県民広場発→那覇インターから自動車道に入り→北中城インターで抜けて中城湾港の第4ゲート(略図添付)。帰り那覇県民広場に12:00着予定。

・各自マスク着用、飲み物持参。雨天決行。横幕は準備してあります。各自プラカードなどは作成してください。

 

2022年11月7日リンクURL

沖縄を戦場にするな! 日米合同演習やめよ! ~ 11月辺野古県民大行動

 5日(土)は、毎月第一土曜日に行われる辺野古県民大行動に参加した。

 先日(4日)、浜田防衛大臣は「先島防衛のために、自衛隊がいつでも柔軟に民間の空港や港を使用できるようにしたい」と発表。米軍基地、自衛隊基地だけでなく、民間の空港や港も自衛隊に自由に使わせろとは、沖縄全体が要塞化される。7日には、中城湾港から日米共同訓練で使用する物資を陸揚げするなど、沖縄島周辺はますますきな臭さが漂う中での辺野古県民大行動である。800人近くが結集した。

  国会議員代表、県議会代表、辺野古ゲート前で抗議行動の指揮を担う市民団体代表、各島ぐるみ代表が次々と登壇。誰もが、沖縄が要塞化され、日米同盟の捨て石にされる懸念を口々に訴えた。

 

 辺野古へ向かうバスの中で、誰かが言っていた。「米国にとって日本なんて軍事部品の一つに過ぎない。中国がもし日本(沖縄)に攻めてくるようなことがあったら、米軍は即刻消える。日本(沖縄)を守るつもりはない。戦って死ぬのは自衛隊、日本国民である。 

 

 この危機感が、沖縄以外にはなかなか広がらないのはどうしたことか!沖縄だけの問題ではないのだ。日本人よ、手遅れになる前に目を覚ませ!

 

 

 

2022年11月6日リンクURL

報告!深刻な基地被害PFAS汚染 ~ 血中濃度全国の十数倍 11月2日の辺野古

 台風22号、23号の沖縄直撃は避けられたが、先週末からその影響で雨天続きの沖縄。雨がちらつく中、午前7時那覇を出発。

 折しも世界のウチナーンチュ大会(30日前夜祭~3日閉会式)ため、機動隊が警備に動員され、辺野古関連の工事が昨日までほぼ止まったようだ。 今日も中止かと期待されたが…。

 9:00の第一回目の搬入には、30名余が座り込んだ。

 

 一回目の座り込みの後、11時の第四ゲートからの工事資材搬入がないことが判明。抗議行動が中止になったため、12時の2度目の座り込みまで時間的な余裕ができ、テント下で各参加者からの報告などが行われた。

 宜野湾市で有害フッ素化合物PFAS問題に取り組むTさんが、先月明らかになった住民の血液検査の結果と問題点などについて報告。

 「国や県がなかなか住民の血液検査を行わないので、住民が立ち上がり独自で検査を行った。採血や分析には医療関係者が必要で、経費も一般の検査機関に頼むと一人の検査に3~5万円かかるが、協力を申し出てくれた医師や看護師、京都大学の研究機関のおかげで実現できた。

 結果は、沖縄は全国の3倍から地域によって14倍という高濃度のPFOSが検出された。特に基地の周辺ほど高く、米軍基地との因果関連は明白。これまた全国一高い低体重児の出生。これまでは激しい爆音のせいだと言われてきたが、生命の水である水道水のPFASによる母体汚染が原因ではとの見方も出てきている。改めて、国による全国的な疫学調査と、基地内への立ち入りを認めさせ、調査、汚染土壌の浄化をするべき」と訴えた。 

 正午前、2度目の座り込み。参加者も増えて50人近くが座り込む。

 

 昼食時間、今日も差し入れ満載。毎度おなじみTさんのサーターアンダギー。

 長野県からはりんごの差し入れ、那覇の常連さんから「今日は参加できないから」とチョコレートクッキーが…。

 千葉県に住む女性たちから、「辺野古で頑張っている皆さんへ」と送られてくる手作りの梅干し。今年で3年目、今年は2度目となる。今回もたくさんの梅干しが届いた。丁度昼食時だったので、早速食した人たちから「手作りは、市販の梅干しと全然味が違う。美味しい!」と好評だった。送ってくださった皆さんに、改めて感謝!ありがとうございます。

 全国からの熱いエールに支えられて、「午後からもまた頑張ろう!」と元気が出る。 

 午後三時前、三度目やはり40名近くが座り込んだ。

 手に酔芙蓉の花を握りしめて坐りこむ若者は何を思う?

 

 ジュゴンの悲鳴が聞こえたような気がした。

 

 

 

 

2022年11月3日リンクURL