県民大行動再始動 ~ 辺野古ブルーアクション

 コロナ禍で大規模な抗議行動ができないことをいいことに、辺野古新基地建設を強行する国に対抗するため、オール沖縄会議では、毎月第一土曜日に開催してきた県民大行動を、今月から再開した。名付けてブルーアクション。

 とりあえず今月は辺野古に大結集するのではなく、辺野古ゲート前を中心に、那覇県庁前をはじめ、各地域の島ぐるみ単位で同一時間に集会を開き、ネットでつないで県外、国外からも参加できる形式となった。今後は(コロナの収束状況を見て決めるとのこと)辺野古ゲート前には、北部地域の島ぐるみとオール沖縄会議の共同代表はじめ自主的に参加した市民150人余が参集した。

①主宰者あいさつ:

高里鈴代共同代表

 私たちが抗議行動を最低限に縮小して自粛要請を守っているというのに、国はこの間も工事を強行してきた。そんな中、県議会では県警本部長が自民党議員の質問に応えて「辺野古の抗議行動には極左暴力集団がいる」と発言をした。これまで、一貫して「非暴力」を貫いてきた県民に対して許されざる発言である。断固抗議しなければならない。

➁あいさつ

 金城徹(顧問):電話でメッセージを寄せた。

 今日は故・翁長知事の誕生日。翁長さんの遺志を受け継いで、辺野古新基地をつくらせない運動を続けていきたい。

 

 赤嶺政賢衆議院議員(顧問)

 コロナで集会が開けない間も、現地で抗議行動を続けてきた皆さんに敬意を表したい。自民党新総裁に岸田氏が選出され、新しい総理になると思うが、岸田政権の任期は10月までである。来る衆議院選挙で野党が結束して、ここで終わらせよう。新しい政権が自民党である限り誰がなっても、安倍、菅の仮面をかぶって登場してきただけ。辺野古新基地建設反対が、野党統一の最大の看板となっている。共に頑張ろう。

 屋良朝博衆議院議員(顧問)

  なぜ沖縄は基地負担を強いられ続けなければならないのか?沖縄に押し付けておけば、日本の安全保障は守られると思っているからだ。これがどれほど有効なのかか、国民に対して科学的に説明されていない。今度の衆議院選挙は、日本の民主主義を守る闘いである。沖縄の未来は、そのまま日本の未来である。 

 

伊波洋一参議院議員(顧問)

 辺野古新基地建設はなぜか?それは普天間基地を使い続けるため、沖縄の島々を使って台湾有事に備えるためである。アメリカは中国に対し攻撃しない、としている。なぜなら反撃されるから。攻撃は日本にさせ、日本が反撃を受ける。その受け皿が沖縄なのだ。このからくりをこれからも国会で追及していく。 

高良鉄美参議院議員(顧問)

 辺野古の始まりは普天間の返還だった。しかし辺野古新基地は、もうつくることはできない。新政権は誰がなっても自民党である限りこれまでと同じ。憲法改悪政権である。日本国憲法には一点のくもりもない。

 このほか照屋寛徳衆議院議員(顧問)の挨拶。さらに連帯の挨拶として 岸本洋平(名護市島ぐるみ会議、瑞慶覧長敏(南部地域島ぐるみ代表)も登壇。

玉城デニー知事もメッセージを寄せた。

 

最後に稲嶺進共同代表のリードのもと、「頑張ろう」で闘う決意を新たにした。

 従来の1000人集会には及ばないが、久々にテントの下が満杯になった。この日那覇では同一時間に県庁前、泊交差点、安里交差点ほか、各地域島ぐるみ単位でスタンでイングなどが行われたという。後日参加状況などが公表される予定。

<追記>

    辺野古以外各地でのブルーアクション(平和市民連絡会に報告があったところのみ)

  名護市では、島ぐるみ会議名護の呼びかけで、辺野古ゲート前以外にも、58号線の名護市宮里の白銀橋交差点で、名護市議も含め会員中心に50人ほどが集まり、美謝川水路付け替え工事着工への抗議の情宣もし、1時間ほどスタンディング。

 海では、ブルーアクションに呼応して抗議船4隻とカヌー8隻が海上行動を展開。     

 南風原町は兼城十字路に10:30名余参集、4隅にのぼり旗をたくさん立て、11時からメッセージボードを持って12時までスタンディング。

 沖縄市は呉屋十字路にブルーのシャツを着けて100人以上が同じ時間(11:00~)に集まった。
うるま市は安慶名十字路では70人以上が10:50~11:50集まり、伴奏つきの歌あり踊りあるで、大いに盛り上がったとのこと。浦添市は大平インターに30人以上が参加。


 豊見城市は上田十字路に約30人。北中城村は有志で10人以上、糸満市では兼城十字路に午後5:00から30人以参加して集会を開いた。

 八重瀬町は11時~12時まで、サンエー横の交差点に13人、南城市はイオンタウン前に23人が集まった。

 

 

2021年10月3日リンクURL