ジュゴンを勝手に「絶滅」させないで! ~ 防衛省有識者会議委員が英紙に投稿

 防衛省が、辺野古の工事を進めるために組織した有識者会議の一部の委員が、英国の科学専門誌に「沖縄のジュゴンは絶滅した」と投稿。

 それに対して沖縄の専門家は「辺野古新基地建設を推し進めたいための乱暴で強引な結論付けだ」と反論している。

<5月28日 琉球新報>

 

 

 

2021年5月28日リンクURL

梅雨の花・いじゅ

 沖縄のことばで梅雨を「スーマンボースー」といいます。それは沖縄の梅雨の時期が、日本の季節の移ろいをあらわす二四節気の「小満・芒種」の頃と重なるところから来ています。

 新暦では、小満が若草萌える5月の中旬から6月のはじめ、芒種は6月初旬から中旬の終わりころにあたり、麦や稲など穂が出る作物の種を植える時期とされています。

 いままさに小満の真っ只中、梅雨の似合う花「いじゅ」がやんばるの野山を彩っています。しかし、今年も5月10日に梅雨入り宣言したものの、その後ほとんど雨らしい雨が降らず、いじゅの花も心なしか寂しげです。

 スーチーさんの髪飾りに差し上げたいような美しい花ですよね。沖縄のいにしえの人々もいじゅの美しさに魅せられたようで、琉歌にもたくさん詠みこまれています。

「伊集ぬ樹ぬ花や  あん清らさ咲ちゅい わぬん伊集やとて  真白咲かな」

「いじゅの木の花は、あんなにも清らかに美しく咲いている。私も あのいじゅの花のように美しく清らか(真白)に咲きたいものだ」

 

 ところで沖縄の梅雨ですが、前半の小満の頃は少雨気味で、芒種に入った後半に大雨になる傾向にあります。そして梅雨明けはハリー鐘がなる6月20日から23日になります。

 何か今年も例年通りになりそうな気配です。

 

2021年5月27日リンクURL

アートでレジスタンス ~ 今日(5月26日)の辺野古

  4回目となる「緊急事態宣言」下の辺野古へ8時過ぎに到着。まだ誰もいない いつものテント下がなんだか華やいでいる。

 これだけ見ると絵画展かと思うでしょうね。実はこれです。

 テント下の腰かけ部分に描かれたアート。ピンクはソーシャルディスタンスのために、座ってはいけない部分。そこへアートでたのしく、しかもメッセージ性も豊か!思わず笑みがこぼれる今日の辺野古。 

  だが、気持ちが膨らんだのもつかの間、いつもの緊張が戻ってくる。一回目の座り込みは19人。戒厳令、いや間違えた!緊急事態宣言で、組織的な活動休止も延長された、今週はさらに人数が減っている。

 

 目の前を、米軍の弾薬(実弾)を積んだ危険車両が通っていく。何度もいうが、ここは県民の生活道路国道だ。道交法は守られているのか! 

 

 梅雨のはずなのに、しかも今朝の予報では雨となっていたにも関わらず、青空が広がる。炎天下2回目は15人が抗議の座り込み。

 水曜日担当のリーダー・高里鈴代さんが所用でお休みしたので、急遽私が代役を頼まれ、工事車両のチェックを担当した。

 基地内に入るダンプの数と車両番号、積み荷を逐一記録する。単純そうだが、これらを同時にチェックするのは、一瞬も目が離せないので結構大変だった。この作業をもっぱら担っている方がもう一人いて、その人とすり合わせることで、何とか役目を果たすことができた。(かな?)

 今日は、計111台のダンプが基地内に入った。その三分の二が空のダンプで、基地内陸上部で行われている道路拡張工事などで出たと思われる赤土を運び出していた。

 

 昼食時間、テントの上の方に位置する基地内の金網の向こう。米兵たちもお昼休みのようだ。カメラを向けると、手を振ったりピースサインで返してきた。県民の抗議の意味を理解しているのだろうか?

 三回目はさらに座り込みの人数が減って、9名。

 沖縄県内のコロナ新規感染者はこれまで最高の256名となり、集団での活動がますます厳しくなってきた。(このブログを書いている間に、今日はさらに増えて302名の新規感染が発表された)

 最後にもう少しアートを楽しもう!

 

 

 

2021年5月26日リンクURL