台風シーズン到来 ~ 今日(4月21日)の辺野古

 台風2号が沖縄に接近しそう!というので、今日の辺野古は、座り込みの合間に、テントを片付けるなど台風対策をするとの連絡を受けていた

 キャンプシュワブのメインゲート向かいに50㍍以上にわたって張られた座り込みテント。これだけのテントを取り外して中の資材を片付け、台風が去るとまた張り直すのはかなりの労力と時間のかかる大作業となる。

 一昨年の夏、毎週のように何度も何度も台風がやってきたことがあって、みんなが大変な思いをしたことが思い起こされる

 辺野古へ着くと、テントの骨組みをつくり、維持管理を中心になって担ってきた地元辺野古のKさんが、強風に備えて横断幕の補強をしていた。

 幸いなるかな台風は沖縄の南の海上を東の方へ急カーブでそれていきそうとのこと。今日の台風対策は見送られた。それでも海は大しけになるので、海上の工事は滞るだろうと予想される。(拍手)

 9:00の搬入に備えて一回目の座り込み。 

 

 こんなセメントの塊を、あの青い海に投じるというのか!

 壊しているのは海だけではない。先週、監視カメラの視界確保のために樹木が伐採された向かいの山の斜面は、陽に照らされ、風が通り抜けるため地肌が乾燥し、下草が枯れ、わずか一週間でさらに無残な姿になっていた。幹だけになった樹木は、再び緑を取り戻すことができるのだろうか?心配だ。

 

 トイレを使わせてもらっている浜のテント2横で、島バナナが実をつけていた。まだ青い。

 正午前の二度目の座り込み。今日はいつもより人が少なかったので、一人で二人分メッセージボードを持つ。

 水曜日名物のランチバイキング。みんなの弁当を並べるとこんなにも豪華なメニューなる。

       

 

 

 

 

 

 

 

 今日の新顔は、季節になったヤマモモ。 シロップ漬けのサイダー割も美味しかった。自然の恵み、山の幸に感謝!

 午後3時、3度目の座り込み。ダンプが押し寄せてくるまでは、ギターの伴奏付きで抵抗の歌声が響く。なかなかの名コーラスでアルソックさんも、県警の皆さんも、聞き惚れているのでは?怒りで荒みそうになるハートを癒して余りある。

 メインゲートでは、今日も迷彩模様の軍用トラックの出入りが激しい。県民の抗議行動をどう思っているのか、カメラを向けると、米兵らはピースサインをしたり手を振ったりして通り過ぎていく。 

 辺野古集落の入り口にあるデイゴの樹は満開。デイゴのよく咲く年は台風が多いと言われる。今年も早々と到来した。本当かもしれない。

 

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