2019年4月、北谷町で米海軍兵士に性暴力を受けたうえ、女性が殺害される事件が起こった。あれから2年 、今日(11日)午前9時から北谷町アラハビーチで「追悼の集い」が行われた。
集った一人ひとりがメッセージボードに想いを書いて祈りを捧げ、「彼女」の無念と悲しみ、痛みに寄り添った。
事件を知ったとき、私たちは思った。「彼女」は「私」だったかもしれない。「私の母、娘」だったかもしれない、と。基地の島沖縄に住む私たちは、誰もが「彼女」が出会ったような「危険」といつも隣合わせだからである。
集いがもたれたアラハビーチは海浜公園になっていて、穏やかな晩春の陽の光と潮風を浴びながら日曜日のひとときを楽しむ家族連れでにぎわっていた。「彼女」には小さな子どもが二人いて、いつもこの公園で家族仲良く散歩を楽しんでいたという。
このささやかな幸せを、「彼女」と「彼女の子どもたち」から奪った軍事主義の暴力と性差別の理不尽を、私たちは許さない!