またもや起きた米兵士による性暴力事件

 またもや米海兵隊員による女性への性暴力事件が発生した。被害女性の通報により駆けつけた警察官を突き飛ばしたとして公務執行妨害で逮捕・拘束されていたキャンプ・コートニー所属の海兵隊員が、去る12日、強制わいせつの容疑で再逮捕されたことで、事件が明らかになった。

 沖縄では、2016年のうるま市における元海兵隊員による20歳の女性殺害事件や、19年の北谷町での米海軍兵士による女性殺害事件の記憶もいまだ生々しく、被害に会った女性にとって、屈強な米兵士に突然抑え込まれ、強引に身体に触られることが、いかに命の危険に恐怖する状況であったか、想像を絶する。

 

 

 そもそも軍隊による女性への暴力は、力によって相手を支配するという軍事主義に内在する構造的暴力と、その根底にある女性差別によって引き起こされる。基地・軍隊がある限り女性への暴力はなくならない。

 基地・軍隊が集中して配備されている沖縄では、このような軍隊による女性への暴力事件が、戦後ずっと起こり続けてきた。よって沖縄の女性たちは、あらゆる暴力の根源である基地・軍隊の、沖縄からの撤退を求め続けている。

 

 

2021年2月13日リンクURL

フクマンギ(福満木)萌える旧正月

 今日(12日)は旧暦のお正月元日。初春といわれるように季節はまさに春。庭の福満木の新芽がつややかに新芽を噴き出しています。

 

 私の田舎(渡嘉敷島)ではフクマンギとよばれていますが、「マサキ」が正確のようです。お仏壇やヒヌカン(火の神=カマドの神)に供える植物として我が家でも庭に植えています。

 旧暦行事が多い沖縄でも旧正月を祝う地域は少なくなりましたが、漁師町糸満や、離島、特に神々の島・久高島、北部の離島などでは今も旧正月が主流です。

 都市部に住む人は、新暦でお正月を済ませていても、旧正には田舎に帰って故郷で2度目のお正月をします。でも、沖縄は昨日から大雨で風が強く、海が荒れ、久高島出身の友人は旧正の里帰りができなかったと嘆いていました。

 渡嘉敷島も離島ですが、かなり古くから新正月が定着しています。その理由は明確で、旧正月は休みが元日一日だけで、高校進学などで島を離れた子どもたちが帰ってこれないからです。新暦の正月は丁度春休み期間中のため、子どもたちも島に戻ってこれて、家族そろってお正月が祝える、というわけです。

 

 桜が満開を過ぎ、いまわが庭ではリユウキュウコスミレ(紫、白)やバライチゴの花が咲いています。例年になく寒さ厳しい今年の沖縄の冬でしたが、自然は確実に春の到来を告げています。

 みどり鮮やかな福満木(マサキ)をヒヌカン供え、一日も早いコロナの収束を祈りました。

 

 

 

2021年2月12日リンクURL

両手に杖は突いても ~ 今日(2月10日)の辺野古

 6:50那覇を出るときは「暖かい!」と思ったが、午後少し過ぎるころから、陽が陰って風が冷たい今日の辺野古だった。

 当初2月7日までとしていた県独自の緊急事態宣言が2月いっぱいまで延期となり、辺野古の抗議行動も休止が続く。今日も水曜日担当の責任者を中心に、十数人から20人余で一日3回、少人数で座り込んだ。

 

 

 年に数回、東京から辺野古へ通うこの方は、両手に杖を突いても、みんなと一緒にゲート前を歩き続ける。

 今日も列をなしてやってくる生コン車、埋め立て資材を運ぶダンプの様子が少し変わった。先週から先導してくる県警のパトカーの姿が見えなくなったのだ。県民の批判が多かったのでやめたのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、先導はやめたが、相変わらず2台のパトカーが一日中基地内に待機している。一台に2名ずつの警官を詰めて。

 

 

 こんな鉄の資材が、あの青い海の埋立てに投入されているのだと思うと、涙が出そうになる。90㍍にも及ぶ軟弱地盤で、完成は不可能だと言われる難工事。もし中止!となったときに、このようなものを掘り起こして取り出し原状回復はできるのか、いったい誰が責任をとるというのだろうか!!

 帰り際に辺野古ヤギの夏子ちゃんたちに会いに行った。三つ子のうち2匹は、高江の農家にもらわれていったそうで、残った一匹と夏子ちゃん親子が仲良く迎えてくれた。

 

 

 

 

2021年2月10日リンクURL