辺野古新基地は「平和の妨げ」 ~ 今日(8月11日)の辺野古

 先週はどうしても避けられない用があり辺野古をお休みしたので2週間ぶりの辺野古。

 曇天ではあるが、那覇を出発する6時40分にはすでに30度を越していた。今日もかなり暑くなりそうだ。

 連日500名~600名超のコロナ新規感染者があり、全国最悪を更新し続ける沖縄。団体行動が止められている中で、今日も9時の第一回搬入を前に、任意に辺野古へ通い続ける人たち20人余が座り込んだ。ただ黙々と座り込む。が、機動隊が出動すると必要以上の接触を避けるため、10分ほどでやむなく自ら立ち上がり移動する。

 右からも左からも列をなして入るダンプやミキサー車、工事資材を積んだ特殊車両、空ダンプも多い。 

 工事車両が入り終わるごとにゲート前をデモ行進。抗議の声をあげる。

 

 

 

 

 

 

 

           12:00の搬入に向けての二度目の座り込み。コロナ禍をいいことに、ここ1年半以上県議をはじめ市町村議員など、ほとんどの政治家が顔を見せなくなった。今日は久しぶりに大城敬人名護市議が参加されていた。私は久しぶりにお会いしたが、大城さんは別の曜日に定期的にいらしているようだ。屋良ともひろ衆議院議員の顔も見える。

 ダンプが並び始めると、沖縄防衛局の職員が民間警備員の背後に隠れるようにしながら、座り込んでいる市民に向かって警告を発する。「ここは車両の通り道です。通行の妨げとなりますので直ちに立ち退いてください」すると、すかさず市民の間から声が飛んだ。「あなたたちがやっていることこそ平和の妨げだ!新基地建設 直ちにやめなさい!」

 防衛局:「ここに座り込むことは道交法違反です」 座り込み市民:「あんたちこそ違法埋立て、憲法違反だ!直ちに退け!」

 そんなタイミングに右翼の車が目の前を通りながら大音量でがなり立てる。「お前らここで何してる。非国民」だと!彼らには返す言葉もエネルギーの無駄使いになる、そんな余分なエネルギーは持ち合わせていないので誰も相手にしない、悪しからず。8月15日・敗戦の日が近いからか、右翼の街宣カーが目立つようになった。

 しかし、今日はここで終わらず、もう一つおまけがついていた。

 今日はやけに米軍の戦闘車両の往来が激しかったが、そのうち県道のど真ん中で立ち往生。事故なのか故障なのか、何か問題があったのか右往左往、10分ほど一車線しかない県道が封鎖状態になっていた。

 高速道路でもよく見かける光景で、米軍の予算不足による車両の整備不良や運転技術の未熟などが噂されている。そんな車が県民の生活道路である県道を、わが物顔で走っていること͡こそおかしいし恐ろしい。中には爆発物を積んでいる車もある。県民の命にもかかわる問題だ。

 海上では、国が違法に強行しているサンゴ移植に、今日もカヌーチームが繰り出して抗議行動を展開しているとのこと。安和でも、塩川でも抗議行動は続いている。

 

 

 

 

 

 

お口直しに、辺野古テントの花壇から、ピンクのタマスダレ、サルスベリの花をめでてください。

 

 

2021年8月11日リンクURL

加害語った元日本軍兵士の遺言 ~ 中国侵略と沖縄戦の実相を証言した近藤一さん逝去

 8月は、6日の広島、9日の長崎の原爆の日、15日の敗戦の日と、戦争と平和について考える大切な日々が続きます。各地で様々な催しがあると思いますが、情報を共有させていただく意味で、「撫順の朝顔」の種を分けて下さった青木茂さんからのメールを、許可を頂いて転載します。

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 加害を語った元兵士の遺言

 元日本軍兵士・近藤一さんの逝去の知らせが、8月7日に朝日新聞に掲載され、8月8日には中日新聞にも掲載されました。そのうち、中日新聞の記事を添付しておきますので参照ください。

<8月8日 中日新聞>※記事をタップすると拡大します


 近藤一さんは、御自身が従軍された中国侵略の実相と沖縄戦の惨状を、ご自身の許されない行為も含めて証言を続けられた人です。

 中日新聞の記事に案内されているように、8月15日に「不戦兵士・近藤一さんを語り継ぎ偲ぶ会」が開催されます。ぜひ御参加ください。それで、「偲ぶ会」は、愛知・平和のための戦争展」の中で行なわれます。詳細は添付のチラシを参照してください。

青木


                        

2021年8月10日リンクURL

国 辺野古サンゴ移植再開 ・強行

 昨日(6日)は沖縄中が空手・喜友名選手の金メダルに沸いた沖縄だが、その陰で国は、県の許可取り消し・行政指導を違法に覆し、辺野古のサンゴ移植を再開した。

<8月7日 琉球新報 ↑↓>

 辺野古のサンゴ群落が、世界的にもいかに貴重なものかは、アメリカの環境NGO団体が、日本国内唯一となる「希望の海」に認定したことでも明らかである。その希望の海を、戦争の道具を建設するために、地元である沖縄の民意をも無視し、破壊しようとする行為は許されない。

 

<8月8日 琉球新報>

2021年8月7日リンクURL