いつの世までも ~ ケラマとかしき・美ら島紀行

 自分の故郷が話題になるのは嬉しいものです。わが自慢の美ら島・ケラマ渡嘉敷島。なかなかいい記事を書いてくださる通信員(琉球新報)がいらして、いつもほっこり気分にしてくれます。

 今回は、コロナ禍中で頑張る島の高齢者の方々の話題です。マスクでわかりにくいですが、ほとんどが親戚、実家の隣近所、知り合いの方々です。

<10月9日 琉球新報>

 作品の「ミンサー織図柄」とは、5個と4個のマス目柄になっていて、沖縄では縁起物としてよく使われる模様です。「いつ(5)の世(4)までも」という意味で、永遠の愛を表現しており、男性から女性にこの図柄を織り込んだ帯を贈ることで「愛の告白」をした、という古い言い伝えによるものです。帯を贈られた女性はOKの返事に、手作りの赤い「はな染みティーサージ(タオル)」を贈る習わしです。

 この図柄を、最近ある宝石店がエンゲージリングに取り入れ、「ミンサーリング」として人気になりました。

 

 また、先月竣工した地元銀行の新社屋が、ビル壁面のデザインに取り入れています。銀行の顧客に「愛」と「長~いお付き合いを!」という願いが込められているのでしょうね。                       <ミンサー帯>

 なかなかいい感じですよね。グッドデザイン賞に応募したら きっと入選するのではないでしょうか!渡嘉敷島の話題から、ずいぶん話が横道にそれてしまいましたが…。

※ミンサー織は、八重山竹富町に伝わる伝統の織物で、有名な博多織に勝るとも劣らない絞めやすい帯です。私も愛用しています。

2020年10月12日リンクURL