沖縄 二度目のコロナ緊急事態宣言 ~ 今日(8月1日)から15日まで

 米軍基地内のクラスター発生と、県民の感染者急増(31日は71人が新たに感染)が止まらない沖縄。玉城デニー知事は、ついに今日から「不要不急の外出自粛」を呼び掛ける独自の緊急事態宣言を発令した。(記者会見の報道を見ていると、就任以来難題続きの玉城デニー知事の頭に白髪が急に増えた気がして、胸が痛い)

 今回の感染拡大は、米軍基地からの派生と、観光など県外からの移動が増える中での「感染拡大」で、まさに「基地の島沖縄」と「観光地沖縄」の挟み撃ちに会った形となった。

 三密が避けられない辺野古ゲート前での座り込み抗議行動も中止すべきかどうか、検討を余儀なくされている。

 オール沖縄会議より、「結論が出るまで、とりあえず8月3日(月)、4日(火)のゲート前行動は中止する。5日(水)以降については、4日までに通知する」との緊急連絡が、各関連団体、グループなどにあった。

 

 

 

2020年8月1日リンクURL

頭は冷静に、心は炎のごとく燃えて ~ 今日(7月29日)の辺野古

 

米軍基地内のクラスター発生と、県内のコロナ感染がダブルで急速に拡大する中での辺野古ゲート前は、感染の危険と隣り合わせの座り込み抗議行動である。

 ゲート前でもし一人でも感染者をせば、命の問題もさることながら、抗議行動そのものが、完全につぶされることになるため、リーダーたちは神経をピリピリさせている。

 

 今日は、最近には珍しく、4人の県議会議員が座り込みに顔を見せた。先月の県議選で当選した新人議員3人(玉城健一郎、喜友名智子、山里将雄)と、ベテランの山内末子県議。

 

 最近の県議会活動を報告、辺野古へももっと足を運びたいと。

山城博治さんの「県議が先頭に立って戦うべきだ!」という叱咤激励に応えた。

 

 

 

県警関係者にも一人ひとり感染者が出たため、辺野古での座り込み排除に及び腰の県警。極力言葉での説得に徹し、いつもより時間がかかっていた。

 いま、県外からの参加はご遠慮いただいているが、今日は県外から団体で来た方々あり、オール沖縄の呼びかけが届いていなかったようだ。

 名古屋から9人で参加したのは、非正規で働く教師の方々。6年前にはじめて辺野古に来て、沖縄の状況を知らな過ぎたと驚き、以後、これからでもできることは?と取り組み、毎年夏休みに参加を募って辺野古に来ているとのこと。

 沖縄で知ったことを、子どもたちに伝えると、素直にわかってくれる。しかし、正規で働く同僚の教師たちからは「教室でそんなことを話していいのか?」と、止められるという。

 沖縄と本土との温度差はあまりに大きすぎる。しかし、「今自分がいる所で、いま出来ることを頑張ることで、将来の日本を変える力になると信じて、沖縄に来ている。沖縄が頑張っている姿に励まされ、私たちも頑張る元気をもらっている」と語った。

 今日は、山城博治さんがいつもにまして熱くヒロジ節を炸裂させた。迎撃ミサイル・イージスアショアの計画停止に伴って、その先を行く、敵地攻撃ミサイル設置の話が持ち上がり、それはまさに、いま宮古や石垣の自衛隊基地で着々と進められているミサイル基地のことであり、いずれは沖縄本島の自衛隊基地にも設置したいとしている。そしていまこのタイミングで、トランプ大統領が、沖縄の米軍基地に攻撃用ミサイルを配備すると発言している。

 「沖縄に攻撃用ミサイルを設置するということは、その報復を沖縄が受けるということだ。中国には日本の米軍基地に向けたミサイルが2000発もあると言われている。もし沖縄からミサイルを一発でも発射すれば、反撃を受けて沖縄はハチの巣状態になる!75年前の過ちを、反省も謝りもしないで、またもや沖縄を、中国の米国攻撃の盾にして、捨て石にするのか!

 これはもう差別を越えて、政権のいやらしい沖縄いじめだ!県民のことは歯牙にもかけない。地方自治を認めない安倍政権に怒りがふつふつとわいてくる!」と、怒りを爆発させた。が、熱くなりすぎると、暑さも加わって身体に悪いので、「頭は冷静に、でも心は炎のごとく燃えて、頑張ろう!」とも。

 今日もうだるような暑さ。子ヤギちやんたちもぐったりと、木陰で身体を休めていた。

 

 

 

 

2020年7月29日リンクURL

辺野古ゲート前抗議行動 ~ コロナ 感染拡大防止のためのガイドラインを改定

 米軍基地内でのクラスター発生で、辺野古ゲート前での抗議行動も、さらに緊張と厳しさを増している。オール沖縄会議では感染拡大防止のためのガイドラインを一部改訂して、抗議行動参加者へ注意を喚起した。

新型コロナウイルス感染症に関する

辺野古新基地建設阻止!ゲート前座り込み行動等における

感染拡大防止のためのガイドライン(第2版・7月14日改訂) 

 沖縄県新型コロナウイルス感染症対策本部の指針に基づき、座り込み行動の実施ガイドラインを以下のとおりといたします。各団体責任者および参加者各位におかれましては、遵守していただきますようご協力をお願いいたします。今後の県新型コロナウイルス感染症対策本部等の指針改定等踏まえ本ガイドラインも改定していきます。

 

Ⅰ.取り組み期間

座り込み再開から当面の間

Ⅱ.座り込み行動における感染予防対策について

1.各自健康に留意し参加下さい。発熱等体調のすぐれない人は参加を控えてください。

2.マスクの着用を義務とします。マスクは参加者負担とします。

3.マスク着用時の熱中症対策としてこまめの水分補給をお願いします。

4.マイボトルをご持参下さい。補給用の水・お茶等はテント村に常備しています。ただし紙コップ等の設置は当面いたしません。

5.また、熱中症対策としてテント村等では、2m以上の距離をとった上でマスクを外し、休憩をとるよう工夫して下さい。

6.設置の消毒液等での手指消毒を徹底して下さい。

7.座り込み、集会等では、参加者間の距離を最低1mとします。

8.機動隊との対応は、いわゆるごぼう抜きを避け、自主的に移動して下さい。

9.1回目(8:30)、2回目(11:30)、3回目(14:30)とも、最初の座り込みのみとし、ダンプ等搬入車両の2グループ目が到着まで行っているデモンストレーションは、コール等による飛沫防止のため、とりやめとします。※ゲート向かい側の歩道等での行動等工夫します。メッセージボードなど利用。

10.マイクは、スピーカー(話し手)が変わる都度、可能な限り、消毒用ティッシュ等で拭き取るよう心がけて下さい。

11.送迎車両については、換気のため必ず窓を開けて運行してください。また乗車人数も配慮下さい。

12.県外からの移動者とその接触者で2週間未満の人は、参加を控えてください。

  1. 個人参加者は、現地センター(辺野古テント)での名簿記入へご協力をお願いします。

Ⅲ.各団体・各島ぐるみ会議等の運行するバスについて

1.乗車の際はマスクを着用しましょう。

2.換気対策をとりましょう。

3.座席は2人掛けに1人とします。ただし同一生計者(夫婦、親子など)は同席で構いません。

4.乗車名簿の作成(検温等)及び管理へのご協力をお願いします。

 

2020年 オール沖縄会議事務局(7月14日改定)

 

「万が一の場合(座り込み参加者から感染者が出た場合)に備えて、個人参加の方は名簿の提出を!」と呼びかけるオール沖縄会議現場部会長の山城博治さん。(7月22日 辺野古ゲート前)

 今日(23日)、米軍基地内の感染者は新たに14人の感染が確認され、累計で163人となり、県民の162人を超えた。人口比(米軍人4万5千人、県人口140万人)にすると、実に31倍になる。

 

 

 

2020年7月23日リンクURL