頭は冷静に、心は炎のごとく燃えて ~ 今日(7月29日)の辺野古

 

米軍基地内のクラスター発生と、県内のコロナ感染がダブルで急速に拡大する中での辺野古ゲート前は、感染の危険と隣り合わせの座り込み抗議行動である。

 ゲート前でもし一人でも感染者をせば、命の問題もさることながら、抗議行動そのものが、完全につぶされることになるため、リーダーたちは神経をピリピリさせている。

 

 今日は、最近には珍しく、4人の県議会議員が座り込みに顔を見せた。先月の県議選で当選した新人議員3人(玉城健一郎、喜友名智子、山里将雄)と、ベテランの山内末子県議。

 

 最近の県議会活動を報告、辺野古へももっと足を運びたいと。

山城博治さんの「県議が先頭に立って戦うべきだ!」という叱咤激励に応えた。

 

 

 

県警関係者にも一人ひとり感染者が出たため、辺野古での座り込み排除に及び腰の県警。極力言葉での説得に徹し、いつもより時間がかかっていた。

 いま、県外からの参加はご遠慮いただいているが、今日は県外から団体で来た方々あり、オール沖縄の呼びかけが届いていなかったようだ。

 名古屋から9人で参加したのは、非正規で働く教師の方々。6年前にはじめて辺野古に来て、沖縄の状況を知らな過ぎたと驚き、以後、これからでもできることは?と取り組み、毎年夏休みに参加を募って辺野古に来ているとのこと。

 沖縄で知ったことを、子どもたちに伝えると、素直にわかってくれる。しかし、正規で働く同僚の教師たちからは「教室でそんなことを話していいのか?」と、止められるという。

 沖縄と本土との温度差はあまりに大きすぎる。しかし、「今自分がいる所で、いま出来ることを頑張ることで、将来の日本を変える力になると信じて、沖縄に来ている。沖縄が頑張っている姿に励まされ、私たちも頑張る元気をもらっている」と語った。

 今日は、山城博治さんがいつもにまして熱くヒロジ節を炸裂させた。迎撃ミサイル・イージスアショアの計画停止に伴って、その先を行く、敵地攻撃ミサイル設置の話が持ち上がり、それはまさに、いま宮古や石垣の自衛隊基地で着々と進められているミサイル基地のことであり、いずれは沖縄本島の自衛隊基地にも設置したいとしている。そしていまこのタイミングで、トランプ大統領が、沖縄の米軍基地に攻撃用ミサイルを配備すると発言している。

 「沖縄に攻撃用ミサイルを設置するということは、その報復を沖縄が受けるということだ。中国には日本の米軍基地に向けたミサイルが2000発もあると言われている。もし沖縄からミサイルを一発でも発射すれば、反撃を受けて沖縄はハチの巣状態になる!75年前の過ちを、反省も謝りもしないで、またもや沖縄を、中国の米国攻撃の盾にして、捨て石にするのか!

 これはもう差別を越えて、政権のいやらしい沖縄いじめだ!県民のことは歯牙にもかけない。地方自治を認めない安倍政権に怒りがふつふつとわいてくる!」と、怒りを爆発させた。が、熱くなりすぎると、暑さも加わって身体に悪いので、「頭は冷静に、でも心は炎のごとく燃えて、頑張ろう!」とも。

 今日もうだるような暑さ。子ヤギちやんたちもぐったりと、木陰で身体を休めていた。

 

 

 

 

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