米軍は、自国内では許されないことを沖縄ではやりたい放題やっている ~ APALAシンポジウム

 昨日(23日)は、辺野古・安和から帰った後、夕方から八汐荘で行われたAPALAのシンポジウム(オール沖縄会議主催)に参加した。APALAは、全米に20以上の支部を持ち、66万人の組合員を擁するアジア太平洋系の労働組合の連合体。

 APARAは、全国総会で2年連続「辺野古反対決議」を行った。昨年の総会では招聘されて参加したオール沖縄会議のメンバーが見守る中、「辺野古新基地建設反対決議」を審議し、満場一致で採択した。

 そのAPALAのメンバー7人が19日から1週間の日程で、沖縄における米軍の実態を視察に訪れ、普天間基地をはじめ、辺野古、南部戦跡、デニー知事との面談、市民との交流を積極的に行っている。

 シンポジウムでAPALAのケント・ウォン氏は「米軍は、自分たちの国では絶対に許されないことを、沖縄ではやりたい放題ひどいことを行っている。信じられないことだ。アメリカの市民に広く訴え、連帯して辺野古の新基地建設を止めなければいけない」と、共に闘うことを表明した。

 また、同じくAPLA議長のモニカ・タマラ氏は「問題の解決に向けてやるべきことは、日米両政府の嘘をはっきりと示すことだ。沖縄で見聞きしたことを、自分たちが選んだ米連邦議会の議員たちに知らせ、沖縄の問題は米軍の問題であると認識させて、アメリカの問題として議会で取り上げるよう訴えていく。これは沖縄のためにではなく、地球のためである。それがAPALAの役割」と力強く宣言した。

 

2019年10月24日リンクURL

警察権力に頼らなければ辺野古の工事は一歩も進まない ~ 今日(10月23日)の辺野古&安和

 水曜日、平和市民連絡会は辺野古ゲート前の担当日。7:00いつものように那覇を出発。

 

 8:20辺野古に到着。ゲート前は閑散としていた。工事用ゲートも民間の警備員が数人たっているだけ。機動隊の車両、ダンプを先導するパトカーの姿も見えない。これは、今日のダンプによる搬入や生コン車の侵入はないということを示している。

 前日の令和天皇即位式の関連で機動隊が全国から東京に呼び集められ、まだ帰ってきていないため、ゲートが開けられないからだ。

 それでも、続々座り込みのためやってくる人たちがいるので、とりあえずゲート前で集会をすることになった。その後に希望者は安和へ移動してもらうことに。

 安和では、昨日(22日)から、全国に呼び掛けて、4日間の集中行動が取り組まれている。昨日はダンプの搬入がお休み、今朝は早朝7時に空のダンプ7台が構内に入ろうとしたが、機動隊がいなかったため、わずか50人の阻止行動で、ダンプは中に入れず、30分ほどであきらめて引き返したという。

  空ダンプというのは、安和港構内に積み上げられている赤土を、船に積み込むベルトコンベアーまで運ぶためのもの。外からの搬入がなくても、構内で作業が行われるので、私たちに抵抗の術がなく、赤土が辺野古に運ばれることになる。

 しかし、機動隊さえいなければ、わずか50名でもダンプを完全に止めることができる(5人で止めたこともある)。それは、ここ安和だけでなく、塩川でも、辺野古のゲート前でも、大浦湾(海上は海保)でも同じ。これで、警察権力に頼らなければ、辺野古の工事が全く行えないことが、改めて明らかになったということである。

 

 

 

辺野古のゲート前は搬入がないとわかったので、私も10時過ぎに安和に移動した。

 安和では、たくさんの人たちが、木陰で太陽を避けながら集会が続けられていた。県外から駆け付けた大勢の人たちが、次々とあいさつした。

 明日からはまた機動隊が戻ってくる。南国沖縄ではまだまだ続く炎天下、辺野古でも、安和でも、塩川でも厳しい攻防が待っている。決意を新たにした一日だった。

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