防衛局は沖縄から出ていけ ~ 今日(10月2日)の辺野古

 まだ台風の余韻が残る辺野古ゲート前。

 今回は沖縄本島へはほとんど台風の影響はなかったが、海では荒れ模様が続き、安和や塩川港からの土砂運搬は先週末から止まったまま、台風続きで辺野古埋め立ては遅れに遅れている。台風様様だ。

 今日もまだ風が強く、運搬船の動きはないとのことで、塩川は安和にゆく予定の人たちが、辺野古ゲート前へやってきて、いつになくにぎやかなゲートに元気な声が響いた。

 9:00、一回目のミキサー車やダンプによる搬入に抗議の声を上げる人たち。

 お昼前の2回目搬入に備えていったんテント下に戻り、まずはみんなでテントの張り直しを行う。大変な仕事もみんなで力を合わせてやれば楽しく早く終わる。

 いつもは、安和や塩川の行動に分散される人々が久々に辺野古に集合して顔を合わせ、それぞれの活動報告をし合った。

 八重瀬島ぐるみの皆さん。いまは週2回安和に行っているため、辺野古ゲート前は半年ぶりという方もいた。

 宜野湾島ぐるみの島田さん。普天間爆音訴訟の原告団長でもある。先ごろ宜野湾市議会が辺野古推進決議をしたことについて、「多くの市民が示した県民投票の結果をないがしろにし、自分たちが毎日苦しめられている普天間基地の爆音や基地あるが故の事件事故などの苦しみを、今度は辺野古や北部の人々に味わえというのか!沖縄の人はいつからチムグクル(真心)を無くしたのだ!」と憤った。 ヤギのなつこちゃんも草を食むの止めて何か言いたげ!(埋め立て)やめぇ~

 2回目の搬入に向けて工事用ゲートに座り込み。那覇バスも到着してさらに人数も増えていた。

 基地の中からハンドマイクで「座り込むのは違法だ。排除する」と警告する防衛局職員

 3回目はいつもとは逆に基地の中に向かって座り込む。いつも民間警備員や機動隊の背後から、スピーカーで座り込む人々に威圧的な警告をする沖縄防衛局への抗議の声を上げる。「アメリカを守る防衛局はいらない!沖縄から出ていけ!」。安倍政権の出先機関として、数々の違法行為を重ねて辺野古埋め立て工事を強行する沖縄防衛局に、日ごろの怒りがここで爆発した。

 この日、安和や塩川からの土砂の搬出はなかったものの、辺野古ゲートからのミキサー車や資材搬入のダンプは、一回目68台、二回目52台、3回目34台、計154台が入った。海上ではカヌー12艇と抗議船3隻が出て、台風後のフロートとオイルフェンスの再設置に抗議したと、テントスタッフから報告が行われた。

 

 

2019年10月3日リンクURL