警察権力に頼らなければ辺野古の工事は一歩も進まない ~ 今日(10月23日)の辺野古&安和

 水曜日、平和市民連絡会は辺野古ゲート前の担当日。7:00いつものように那覇を出発。

 

 8:20辺野古に到着。ゲート前は閑散としていた。工事用ゲートも民間の警備員が数人たっているだけ。機動隊の車両、ダンプを先導するパトカーの姿も見えない。これは、今日のダンプによる搬入や生コン車の侵入はないということを示している。

 前日の令和天皇即位式の関連で機動隊が全国から東京に呼び集められ、まだ帰ってきていないため、ゲートが開けられないからだ。

 それでも、続々座り込みのためやってくる人たちがいるので、とりあえずゲート前で集会をすることになった。その後に希望者は安和へ移動してもらうことに。

 安和では、昨日(22日)から、全国に呼び掛けて、4日間の集中行動が取り組まれている。昨日はダンプの搬入がお休み、今朝は早朝7時に空のダンプ7台が構内に入ろうとしたが、機動隊がいなかったため、わずか50人の阻止行動で、ダンプは中に入れず、30分ほどであきらめて引き返したという。

  空ダンプというのは、安和港構内に積み上げられている赤土を、船に積み込むベルトコンベアーまで運ぶためのもの。外からの搬入がなくても、構内で作業が行われるので、私たちに抵抗の術がなく、赤土が辺野古に運ばれることになる。

 しかし、機動隊さえいなければ、わずか50名でもダンプを完全に止めることができる(5人で止めたこともある)。それは、ここ安和だけでなく、塩川でも、辺野古のゲート前でも、大浦湾(海上は海保)でも同じ。これで、警察権力に頼らなければ、辺野古の工事が全く行えないことが、改めて明らかになったということである。

 

 

 

辺野古のゲート前は搬入がないとわかったので、私も10時過ぎに安和に移動した。

 安和では、たくさんの人たちが、木陰で太陽を避けながら集会が続けられていた。県外から駆け付けた大勢の人たちが、次々とあいさつした。

 明日からはまた機動隊が戻ってくる。南国沖縄ではまだまだ続く炎天下、辺野古でも、安和でも、塩川でも厳しい攻防が待っている。決意を新たにした一日だった。

2019年10月24日リンクURL