今朝の沖縄タイムスの記事です。
北部には、県民の水がめ(ダム)あるのに!!!
記事より
「米軍がベトナム戦争での実践を前に、
1960年から約2年間にわたり、国頭村と東村の米軍北部訓練場内と周辺一帯で
猛毒のダイオキシンを含む枯れ葉剤「オレンジ剤」の試験散布をしていたことが分かった。
当時の枯れ葉剤散布作戦の立案に関わった米陸軍の元高官が、
沖縄タイムスの取材に対して明らかにした」
つまり、米軍はベトナムでの実践を前に、沖縄県民をモルモットにして
枯れ葉剤の効果を試していた、ということです。
ベトナム戦争では、枯れ葉剤の影響で
たくさんの奇形児が生まれたことはよく知られています。
その典型的な例が結合双生児「ベトちゃん・ドクちゃん」です。
ベトナムでは、第二、第三のベトちゃん・ドクちゃんが
いまも生まれ続けています。
それだけではありません。
当時ベトナム戦争に従軍した米軍兵士が、退役後
たくさんガンなどの病気で命を落としています。
その枯れ葉剤が沖縄でも散布されていたことは
以前から言われていましたが、
公式な記録がないため、米軍も日本政府もずっと否定し続けていました。
しかし、枯れ葉を詰めたドラム缶を
捨て場に困って、北谷町の基地に埋めたという元米兵の証言が
先月(8月14日)の新聞で報じられ、
沖縄県民は、改めて衝撃を受けました。
- 8月14日の記事
これが、米軍・日米安保の実態です。
人間の命を損なうことを何とも思わない。
しかし、それは当然と言えば当然のこと。
戦争とは、殺し殺されることだから…。
戦争に正義などないことを
武器で、平和など創れないことを
私たちは、改めて認識しなければなりません。
戦後66年間も、外国の軍隊が駐留し続ける沖縄では
日常茶飯事でこのような理不尽なできごとが起こっています。
しかし、沖縄のマスコミ以外の中央メディアは、
ほとんど報じることはありません。
ささやかなブログではありますが、
地元の新聞記事を通して、県外の皆さんに
沖縄の出来事を伝えていけたらと思っています。