花盛り

夏の灼熱の太陽が厳しい沖縄では
2月~3月がもっとも花の美しい季節です。

近くの公園ではセイロンベンケイソウが
「私の出番!」とばかりに、釣り鐘のような花を、重そうにいっぱい付けていました。

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セイロンベンケイソウの仲間は、葉っぱの淵からたくさんの芽(子株)が出てくるので
母子草とかマザーリーフとも呼ばれます。
子株が少し大きくなったところで、別の鉢に植えると、すくすくと成長して
また立派なマザーリーフとなります。

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               これは隣家の塀越しに見えるメイフラワー。

「5月の花」と命名されていますが、沖縄では2^3月に花を咲かせます

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通りの植栽として植えられたツツジも満開になりました。

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名前はわからないけど、こんな花も公園の一角に群れています。

2013年2月28日リンクURL

旧正月

友人から「旧正月おめでとう」と携帯にメール年賀状が届いた。
「お正月の神歌を唄って元旦を迎えたよ」と書き添えてある。
彼女は、西表島の神歌を継承する、数少ない歌い手の一人。

 

けらまツツジが咲き始めた

近くの公園で、ケラマツツジが咲き始めた

年間のさまざまな伝統行事を旧暦で行う沖縄では、お正月も旧暦で行う地域がまだまだかなりある。

一年に二度もお正月があるので
旧正を「沖縄うちなー正月」、新暦の正月を「大和(ヤマトゥ正月」と呼び分けている。

今年の旧正月は2月10日。
今日は旧正3日目である。

旧正月が盛んな地域は主に糸満や伊良部島のような港町や、
サトウキビを作っている農村地帯、
または、久高島のように神行事の残る島々など。

都会地域に住む住人は、日常暮らしている場所で新正月をし、
ふるさとに帰って旧正月と、二度もお正月を祝うことも珍しくない。

子どもたちにとってはなんとも嬉しい二重正月、
だって、お年玉が二度もらえるんだもん!

私の田舎では、新正月だけになって50年以上になるが
それでもお正月の儀礼として
若水を汲み、その水でお茶を沸かし、お仏壇に供てから
家族で飲み交わし、一年の健康を願う習慣がある。

しかし、我が家では祖母が亡くなって(15年前)からは、それもなくなってしまった。せいぜい親族が集まって新年会をする程度である。なんとも味気ないお正月になってしまったもんだ。

♪もういくつ寝るとお正月♪~ ワクワクしながら指折り数えていた子どもの頃が懐かしい。

 

註:若水とは、元日の早朝、井戸や地域の泉から汲んだ水。若水を飲むと邪気を払い、若返る(生気を蘇生する)と言われている。

2013年2月12日リンクURL

さくら 咲く

那覇でもさくらが満開に。
今日は最高気温25度、
2~3日前まで三分咲きだったさくらが一気に満開になったようだ。

 

 

 

でも、今年のさくらの花つきは、ちょっと寂しい。
昨年夏、毎週のように立て続けに沖縄を襲った台風で
木が痛めつけられた影響がいまだに響いている。

 

 

 

それでも命を繋ぐため、懸命に咲く姿が愛おしい。

 

 

北部のさくらの名所本部や名護では

「さくら祭り」も終わり、もう葉桜になったと聞く。

沖縄もけっこう季節感あるよね。

2013年2月4日リンクURL