辺野古に燃える ホウオウボク(鳳凰木)

今年は、ホウオウボクの花が格別美しい。各地で燃えるように咲いています。

 辺野古座り込みテントのはす向かい、キャンプ・シュワブ金網沿いの街路樹もホウオウボクです。

金網の向こう側はシュワブ基地。ネットで目隠しして新基地建設に伴う地下トンネル道路の改修工事が行われています。いったいどんな工事が行われているのでしょうね。

ホウオウボクは原産がマダガスカル島で、主に熱帯地方で街路樹として植えられているようです。
樹高が10-15mにもなる大木で、カエンボク、ジャカランダと並んで世界三大花木とされています。

樹冠が傘状に広がり、日差しの強い沖縄では道路に木陰を作ってくれる貴重な存在でもあります。鮮やかな花の色が、青い空にはよく映えて、遠くからでも目につきます。

 

2018年6月1日リンクURL

あでやかアデニューム

我が家に来てから30数年のアデニュームの一鉢。大して手入れもしてなくて、ただ水をかけるだけで手がかからないのに、毎年あでやかに花を咲かせてくれます。

   (5月28日現在、すでに満開を過ぎて、散り始めています)

 

一般的に日本で流通しているのが、「アデニウム・オベスム」という種類で、原産国はアフリカのケニアや、タンザニアだそうです。そのため別名「砂漠のバラ」とも呼ばれています。赤やピンクのあでやかな花をさかせ、個体によって花の形状や色もいろいろあるようです。

花言葉は、ロマンスのある「一目惚れ」ですって!んんっ…経験不足で、どんな情景かはちょっと説明が難しいですね。すみません。

 

三週間前はこんな感じでした。

ネットで調べたところによると、旧約聖書に登場するエデンの地は、もともと「エデン」がなまって、後に「アデン」と発音されるようになったと言われ、幻とされていたエデンの地は、ここではないかといわれています。

エデンに咲いていた花は、アデニウムかもしれない?と、考えると、とてもロマンが拡がりますね。

 

2018年5月29日リンクURL

辺野古の花~モクマオウの花にビックリ!

いやー!びっくり!生まれて初めて「モクマオウの花」を目の当たりにしました。正確には「モクマオウの雌花」と言わなければならないようですが、沖縄の植物には多少詳しいつもりの私も、モクマオウにこんな花が咲くとは、これまで知らなかったのです。

モクマオウは、木自体が雌雄別株で、私たちがこれまでモクマオウの花と思っていたものは、雄株の花だったようです。

アップするタイミングがずいぶんずれてしまいましたが、4月18日座り込みに行った辺野古で出会いました。(ので、沖縄中どこにでもある木ですが、あえて辺野古の花と呼ばせてもらいました)。

ゲート前の座り込みテントを覆うようにして木陰をつってくれているモクマオウの大木です。何気に見上げたら、青空に映える赤い色。はじめは別の樹の枝が絡んでいるのかと思ったほどです。

どうやら「モクマオウの花らしい」とわかってカメラを構えたり、香りを嗅いだりと、みんな大騒ぎ。その場に居合わせた誰も、これまでモクマオウの赤い花を見たことがなかったのです。

モクマオウ(木麻黄)は、沖縄の海岸沿いなどによく見かける常緑樹、結構大木になります。県外の人によく「松ですか?」と聞かれます。松葉のように見えるのは枝で、葉は退化して、その枝の節目をぐるりと巻くように2ミリ程度の棘のような小さな葉が6~8枚ついています。

熱帯地方に広く分布しいて、沖縄には1900年代の初めごろに、防潮林・防風林として、台湾から移入されたそうです。

5月16日現在、辺野古テント村の赤い花が咲いていた枝には、1~1.5センチほどの小さな松ぽっくりのような実がぎっしりとついています。

2018年5月25日リンクURL