辺野古は日本の民主主義を切り開いていく大切な闘い ~ 12月辺野古県民大行動

 冷たい雨のなかでの開催となった毎月第一土曜日の県民大行動、第46回を迎えた。悪天候にも拘わらず、700名余が参加した。

 ◆オール沖縄会議稲嶺進共同代表の主催者あいさつで開会。

 「いつ完成するか、いくらかかるのかもわからない、そんな辺野古新基地建設を強行する政府にワジワジー(怒り)。戦争準備のための基地建設に使うお金があるなら、国民生活充実のための施策に回せば、さまざまな課題が解決する。県民が一致して闘うことが大切。これからも共に「チバラナヤーサイ!(ともに頑張りましょう)」

 ◆デニー知事からも激励メッセージが届いた。「来年は沖縄戦終結から80年の節目の年となる。これまでの歴史を振り返り、平和を希求する『沖縄のこころ・チムグクル』を継承するほか、長期的視点に立って将来を見据え、『平和で豊かな沖縄』の実現に迎えて戦略的に取り組んでいく。辺野古新基地建設に断固として反対し、対話による解決を訴え続け、皆さんと力を合わせて、この状況を必ず乗り越えられると確信している。それぞれの地域や場所から、これからの未来について自分たちで考え、行動し、共に歩んで行きましょう!」

 ◆県外参加者の声①として、辺野古土砂搬出反対全国連絡会の阿部悦子共同代表は、「奄美からの土砂搬出発表に、奄美に飛んで行った。奄美大島には現在でも多くの採石場があり、土砂・石材搬出にに伴う粉塵、騒音、振動、赤土流出による海洋汚染に40年以上苦しめられてきた。

 環境破壊だけでなく、採石場から山肌に亀裂が入り、周辺住民に3カ月の避難勧告が出た。島の人々のくらしの破壊による人口流出が止まらない。集落の消滅の危機が迫っている。奄美の人たちは”沖縄はきょうだい島”と言っている。奄美の人々の思いを沖縄の皆さんにぜひ伝えたいと思い、今日の県民大行動に参加した。

 宮城島からの土砂搬出が始まったとの連絡で宮城島にも行ってきた。奄美と同じ状況が迫っている。絶対に止めめないといけない」

 ◆県外からの参加➁として、韓国から「金福童の希望の種」沖縄研修団の皆さん。「戦時性暴力にさらされた金福童ハルモニは ”未来世代には平和な世界で暮らしてほしい、戦時性暴力のない世界をつくるには平和が一番」と願った。沖縄に来て、平和を願う沖縄の人々の強い思いを知った。戦争はすべてを破壊する。日米同盟につながることは世界平和を脅かすことであり、これは私たちみんなの問題。力を合わせて止めなければならない。金福童ハルモニの最後のことば ”どんな辛いことがあつても私たちがあきらめずに戦い続ければ、必ず希望は叶う”。あきらめず闘い続ける沖縄の皆さんに感謝します」

 ◆12月22日に開催される「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める県民大会の共同代表・県女団協・伊良波純子会長の報告。

「県議会に対し、県民大会開催の主導を再三要請したが反受け入れられず、開催否定を新聞報道で知った。女性たちが中心となって開催する。協賛団体はこれまでに100を越え、これからも受け付ける。

国連の女性差別撤廃特別委員会からの勧告を日本政府は無視している。これを放っておいたら、日本は国際社会に恥ずかしい。先輩たちのたゆまぬ努力、闘いがあってここまでこれた。これを引き継ぎ未来につなげなければならない。みんなで頑張りたい」

◆宮城島からの土砂搬出について、うるま島ぐるみ会議・照屋寛之代表「アメリカに捧げるために、沖縄の海や山も破壊しつくす。これが自民党政権だ。一本しかない島人の生活道路を、辺野古への土砂を積んだダンプが埋め尽くす。サトウキビを満載したトラックも、観光バスも通れない。絶対に闘いを勝ち取る」

◆県選出国会議員・うりずんの会を代表して赤嶺政賢衆議院議員。「国会が様変わりしている。これまで自民・公明の与党議員の席と、野党の座る席の左右が入れ替わり、自民党を隅っこに追いやった(拍手)。国民が怒れば政治が変えられる。改憲が出来なくなり、改憲派の自民党議員が歯ぎしりして悔しがっていた。辺野古は日本の民主主義を切り開く大切な闘い。大統領を弾劾して頑張っている韓国国民と連帯する。負けずに頑張ろう!」

◆この他、辺野古住民訴訟報告、県議会議員代表あいさつ、現場部会からの提案などがあり、活気に満ちた「12月辺野古県民大行動となった。

 

 

 

 

 

 

 

文子おばあも久しぶりに笑顔で参加した。

 帰途、大浦湾側から海上の様子を見た。「地盤改良工事作業船」が稼働していた。中城湾にももう一隻の「地盤改良工事作業船」が停泊しているという。本当に軟弱地盤の埋立てが可能なのかわからないまま、政府のメンツと実績作りのため、巨額の税金を使って、巨大な違法工事が進められている。

 

2024年12月7日リンクURL

国民民主・玉城代表「辺野古容認」に怒り ~ 12月5日の辺野古

この日(5日)の琉琉新報は、国民主党玉木代表の「辺野古容認」発言を伝えている。

 水曜日辺野古ゲート前抗議行動のリーダー・高里鈴代平和市民連絡会共同代表の第一声「選挙で少し人気が出て、選挙前の公約を翻した」。

選挙公約を軽く「ミスだった」と言い捨てることができるような問題なのか!不倫の発覚には「選挙に勝って、浮かれてしまった」と言い訳したが、辺野古問題は、ミスで済ませるられる問題ではない。おごりで本音が出たとみるべきだろう。それこそ国民、県民をだましたのだ。

腹立たしい思いで、ゲート前に座った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一回目の座り込みには間に合わなかったが、大挙して駆けつけたのは、千葉県の「松戸・沖縄とつながろう会」の皆さん。

 市民が個々人で加入する会。 毎年1~2回参加しているが、今年は沖縄は初めてというメンバーが多くいるとのこと。「聞くと見るとでは大違い。沖縄の皆さんの状況が身に染みてわかった」「沖縄だけの問題ではないと感じることが多々あって、沖縄に学びたいと参加した」「列をなして基地の中に入ってゆくダンプや工事車両を目の当たりにいて涙が止まらなかった」と感想を語った。 

 この日は生コン車が多かった。

 そして、例にによって重機などを運ぶ大型特殊車両を前後で誘導する車が土砂を運ぶダンプが兼ねている行為も横行、その上助手席にもう一人先導役が同席していなければならないが、それもいないという違法行為が重ねられていることも分かった。やりたい放題の違法工事を指摘されても県警は動かないし、防衛局は恥じる様子もない。

 これらの怒りを県民はどこへぶつければよいのか!

 

 

 

 

 

 

3800日を超えた12月5日の辺野古から。

 

 

 

2024年12月6日リンクURL

県民主体の県民大会に ~ 68団体が結束 実行委員会発足

 保革を越えた県民大会にするためにと、女性たちが、県議会に再三働きかけたが、自民党多数となった県議会は「政治利用される」とはねのけた県民大会。28日、女性たち主導で実行委員会が発足した。

            <11月29日  沖縄タイムス>

 若い世代も、男性たちも積極的に発言・意見を交わし合って、いい形の県民大会になりそうです。許すな!米兵の性暴力!

 

2024年11月29日リンクURL