沖縄の民意こそ公益 ~ 代執行訴訟デニー知事が口頭弁論

 「国が玉城知事に代わって辺野古新基地建設の設計変更を認める」ための代執行訴訟が、30日(月)、福岡高裁那覇支部で始まり、玉城知事のわずか20分足らずの口頭弁論だけで、今回も軟弱地盤に対する実質審理はなく、即日結審となった。 

 裁判を前に、高裁前の城岳公園で行われた事前集会で、大勢の市民が抗議の声をあげた。

 担当の加藤弁護士は「そもそも代執行訴訟の要件を満たしていない裁判。①県が法律に違反しているか⇒国こそ違法 ②他に方法がない⇒ いくつもある。代執行は最後の手段 ③公益をそこなう ⇒県民の多くが反対している県民の意志こそが公益」と、喝破した。さらに「明治時代にできた法律を盾に、国と地方自治体が対等であるという概念を無視、破壊しているとも。

 少し遅れて到着した玉城知事も、口頭弁論に向け決意を述べた。「県民から権限を奪いとり、国に都合のいいように司法が手を貸している。論点を争いもせず『お前はどけ!』と言うようなもの。みなさんと同じ思いでしっかり主張してくる」

 湧き上がるデニーコールに送られて入廷したデニー知事だったが、結果は冒頭の通り。判決言い渡しの期日は言い渡されなかった。

<裁判所を出る玉城知事>

                <10月31日 沖縄タイムス>

 

2023年10月31日リンクURL

那覇市長選 緊急女性集会 ~ 「 那覇市のトップは市長ではない! 市民です!」

 激戦の那覇市長選、現職市長がオール沖縄から辺野古を推進する国政自公公認の相手候補に寝返ったことで危機感が高まり、オール沖縄側の女性たちが19日緊急女性集会を開いた。

  

 今回の那覇市長選は、現職の城間市長が任期満了にともない引退するため行われる。城間市長は故・翁長知事の市長退任に伴う後継者として那覇市長に押し出し、オール沖縄の立場で市政運営をしてきた。しかし、その2期8年側近として城間市長を支えてきた人物が自公側から立候補したことで、城間市長が誰を支持応援するのか注目されていたが、告示直前になってオール沖縄ではなく、自公候補を応援すると明らかにし、あろうことか「辺野古の問題は那覇市には何の関係もない」と切り捨てた。

 これまで城間市長の選挙を一生懸命取り組んできた多くの市民・県民、特に女性たちはワジワジー・怒っている。

「元副市長を那覇市のトップに!」との相手候補のスローガンに、「那覇市のトップは市長ではない。市民である」と。

 辺野古新基地を容認する人物を、県都那覇市のトップにしてはならない!

 

 

 

2022年10月21日リンクURL

那覇市長選 明日(16日)告示 ~ 

 県都那覇市の市長選は、県民にとって一自治体の首長選挙ではない。辺野古をめぐる闘いにも連動する大切な選挙である。

 告示を明日(16日)に控え、昨日は翁長(予定)候補の総決起集会が、県庁前県民広場で行われた。玉城デニー知事も選対本部長で雄治候補を支える。


 政治家を目指した原点は子育て。だからこそ「子育て日本一の那覇市」を目指すという。若干35歳、まさに子育て真っ最中。「若すぎる、経験不足」との相手陣営からの攻撃を軽々と吹き飛ばし、父・翁長武志元知事の政治家としての背中を見て育ってきた雄治候補は、力強い弁舌で聴衆を沸かせた。

 もう一つの原点は戦後沖縄の復興に尽力して来た政治家・祖父であり元那覇市長でもある翁長助静氏の平和への思い。”辺野古NO”  今後も貫く」ときっぱり。

 告示日の明日は午後6時から同じく県民ひろばで出発式を行う。

 

 

 

2022年10月15日リンクURL