改めて、ブログの自己紹介

ブログの名称について

何人かの方々から、その意味を尋ねられました。

光る海
~1月3日・玉城 百名にて~

 

確かに、沖縄の人には説明のいらない言葉ですが

県外の方々には馴染みの薄い言葉かもしれませんね。

大変失礼致しました。

 

改めまして、自己紹介させていただきます。

 

まず、うちなぁは「沖縄」の沖縄読み。

沖縄語は「うちなぁぐち」

沖縄人は「うちなぁんちゅ」、というふうに使います。

 

かなは、「愛」「愛しい(いとおしい)」「LOVE」という意味です。

但し、これは沖縄独特の言葉ではなく、古い日本語で

「いとかなし」は、「とても愛おしい」「大好き」の意。

振り返っていただければ、高校の古文の教科書に

よく出てきたのではないでしょうか。

 

したがって「うちなぁ かな日記」は

端的に言えば「沖縄 愛の日記」、

または「おきなわMY LOVE」、あるいは、「沖縄から愛を込めて…」

そんな諸々の思いを込めて命名しました。

 

2012年、私たち人類のいのちの故郷地球

長い、長~いひとつの段階を終えて

この2013年から、新しい時代に入ったと言われています。

 

これまでは、競争、差別化によって力で支配する、いわゆる男性原理で社会が発展して来ましたが

これからは、調和、統合、共存・共栄、つまり女性原理の社会になるというのです。

それこそまさに「愛」ではないでしょうか。

 

では「愛」とは、具体的にどんなことだろうか!

その答えを求めて、でも構えず、なんくるないさ(自然に)と

うちなぁ かな日記を綴って参りたいと思います。

 

2013年1月6日リンクURL

いい正月で~びる

 

新玉ぬ年に 炭とぅ昆布飾てぃ

心から 姿 若くなゆさ (正月かじゃで風より)

 

手作りの正月飾り

 

 本年もどうぞよろしく!

 

 

2013年1月2日リンクURL

札幌冬紀行

11月の末
今年一番の冷え込みだという札幌に降り立った。

飛行機の窓から眺める北の大地は
まばゆいばかりの白一色。
七年ぶりの北海道だった。

汽車の窓から

一ヶ月以上も前のことを今さらという声も聞こえそうだけど

どうして伝えたいことがある。

 

それは、アイヌの人たちのこと。

北海道へ行った主な目的とは別に、

案内して下さる方があって、アイヌの歴史・文化資料館である

ピリカコタン(アイヌ文化交流センター)を訪れる機会をいただいた。

コタン(アイヌの村)が再現されている

アイヌ語で家のことは「チセ」という

 

 

 

 

 

 

 

 

博物館には、かつてアイヌの人たちが使っていた生活用品などが

見事に復元され展示されていた。

独特の模様が刺繍やパッチワークで表現された衣装

鮭の皮で作られた服

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白樺の樹皮で編まれたバッグ

赤ちゃんをあやすゆりかご

 

 

 

これらの展示品は

アイヌ協会のみなさんが、すべて手作りで復元制作したという。

北海道開拓の名の下に和人によって

先住民であるアイヌの人たちの暮らしや文化が奪われていった歴史も語られている。

 

アイヌ民族に対して、未だに続く搾取と差別の現場にも立ち会った。

それは、「先祖の遺骨を返して!」と

3人のアイヌの人が、北海道大学を訴えた裁判の第一回公判を傍聴する機会を得たのだ。

 

いまだにこんなことがあるのだと

知らなかったことが、正直恥ずかしかった。

 

 

 

翌日、北海道新聞は

この裁判のことを、小さい記事で次のように伝えた。

 

北と南の端っこで、ともに受難の歴史を刻むアイヌと沖縄

共通するのは、問題の根底に差別の構造が横たわっていること、

常に、踏みつける側は、踏みつけられる側の痛みを知ろうとはしない。

 

 

2012年12月31日リンクURL