博治さんら第4回公判 事前集会の呼びかけ

連休明け、休み中の作業の遅れを取り戻すため、多くの工事用トラックが、基地の中に入ることが予想されます。辺野古ゲート前の座り込みも最大結集が呼びかけられていますが、山城博治さんたちの裁判も大事な闘いです。

辺野古ゲート前から午後は裁判へという人もたくさんいますが、特に、諸事情で、辺野古へはいけないという方にぜひ裁判所前へ結集してくださるよう、呼びかけます。

2017年5月6日リンクURL

連休は工事も抗議の座り込みもお休み~今日(5月6日)の辺野古

3日~7日は、ゲート前の抗議行動はお休みですが、土曜日は平和市民連絡会の女性たちが行動の指揮を担うことになっているため、今日もいつものように7時半にはゲート前に着きました。お休みを知らずに座り込みに来る県民や、県外、海外から辺野古を目指してきてくださる方々があるからです。

            <いつもテント前に翻っている数々の幟もなく、閑散とした座り込みテント>

さすがに早朝はテントの常駐スタッフだけでしたが、9時過ぎ頃から休みを知らずに来た人や、お休みと知っていてもやっぱり気になってきたという人、県外から「GWの旅行で来たけど、辺野古まで足を延ばした」という人などが、ぽつりぽつりとやって来ては、しばしおしゃべりを楽しんで帰っていきました。

                    <カンパの記帳をする関西から来たという女性>

ゲートでは、米軍も、土建会社の作業員もお休み、県警機動隊もごくわずか。警備のアルソックさんだけが黙々と任務に就いていました。かわいそうにGWの休みももらえないのかな?

私たちも受け付けテントの下で、訪ねてきた人たちとのどかに話を交わし、周囲を観察する気持ちの余裕も。そこで見つけたのがテント前のミニ菜園。いろいろなお野菜が豊かに実っています。

わずか反坪くらいのスペースに、トマトあり、セロリあり、ネギあり、ピーマンあり。他にバジルやわけぎも。実際に農業をやっている方が手掛けているため、確かな実りがあります。なんか気持ちが豊かになります。

米軍や機動隊相手にギスギスしたり、緊張したりするのではなく、これが本当の人間の暮らしですよね。

でも今は、新たな基地の建設を止めるためにここで踏ん張らねば、自然も、土地の文化も、未来の子どもたちも、故郷も守れない。だから頑張る。

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「4・28屈辱の日を忘れない県民集会」~辺野古ゲート前3,000人が抗議

29日(土)午前11時から辺野古のキャンプシュワブゲート前で「辺野古新基地建設阻止、共謀罪廃案4・28屈辱の日を忘れない県民集会」が行われた。

昨年の元海兵隊による女性暴行殺人事件被害者の一周忌にあたることから、参加者全員が黙とうを捧げ、冥福を祈った。

キャンプ・シュワブゲート前の沿道を3000人(主催者発表)が埋めつくし、新基地建設を止める決意を改めて示した。

県民は、それぞれの想いをメッセージボードに託して結集した。

集会は、主催者を代表して県憲法普及協議会の高良鉄美会長があいさつ。「4・28はなぜ屈辱の日なのだろうか。本土から切り分離されたからか。憲法から分離されたからか。一番大きな理由は、沖縄の思いを考えずに勝手に切り離されたからだ。当時の沖縄で十数万人が署名して分離に反対したにも関わらず切り捨てられた。沖縄は売られたという屈辱がある。屈辱の思いを忘れずに、辺野古新基地建設を造らせないために頑張ろう」と呼び掛けた。

稲嶺進名護市長は「あの事件から一年が過ぎた。今でも被害者の死が受け入れられない。基地あるが故の事件だ。だから私たちは新基地をつくらせない。沖縄からすべての基地を撤去するまで頑張ろう」と。

山城博治沖縄平和運動センター議長も登壇、「♪抑えきれない怒り。こらえきれない悲しみ。そんなことの繰り返しだけど決して倒れはしないさ。命どぅ宝。私たちはあきらめないよ。平和と自由を求めて、今日も生きていくよ♪(ケセラセラの替え歌)」と歌で切り出し、「一年前の想像を絶する事件、遺族の悲しみを思うと胸が張り裂ける思いだ。県民の悲しみを顧みず、強権的なやり方で基地をつくり、県民を押さえるために共謀罪をつくり、私たちの島を好き勝手に使おうとする政府の行為を許すわけにはいかない。みんなで心をつなぎ、手を取り合おう。今こそ奮い立とう」と訴えた。

県民集会に翁長知事の参加はなかったが、この日知事は午前9時20分すぎに、元米海兵隊員の軍属によって殺害された女性が遺棄された恩納村安富祖の現場を訪れて献花。「守れなくてごめんなさい。まだ状況は変わらないが、政治やそういう(事件を)解決する立場の者としては全力を挙げ、二度と起こらないように頑張っていくという決意を伝え、冥福を祈った」と、報道陣に語った。

そしてさらに「現場に向かう足取りが重かった」と明かし、「やるせない気持ちだが、それで物事が終わってはいけない。解決に向けて頑張るぞという思いを沸き立たせるように手を合わせた」とかみしめるように話った(30日付琉球新報より)という。

 

 

2017年4月30日リンクURL