なんで私人に基地がつくれるのか? ~ 今日(12月1日)の辺野古

毎月第一土曜日は県民大行動日、1000人が結集して、今月中旬から土砂を投入するとした国を糾弾した。

11時から始まった集会で、オール沖縄会議共同代表の高良鉄美氏(琉大教授 憲法学者)は「今日のこの澄み切った青い空のように、日本国憲法には一点の曇りもない。この憲法にのっとって沖縄は闘っている。

なんで私人が公海を埋め立てて米軍基地を造れるのか?国民は、主権者としてしっかり見極めなければならない。(辺野古は)日本の民主主義と人間の尊厳を守る闘いである」と、私人に成りすまして「撤回」を無効にした防衛省の欺瞞を追及した。

 照屋寛徳衆議院議員は「また違法を重ねようとしている」と、土砂の搬出に琉球セメントの民間港を使おうとしている国を厳しく糾弾。

赤嶺政賢衆議院議員は「玉城デニー知事の誕生で、辺野古の新基地に対する国民世論が変わってきた」と、各地の世論調査や、全国知事会の地位協定改定決議などを例に、沖縄の頑張りが、日本を変えつつあると参加者を激励した。

伊波洋一参議院議員も「違法がまかり通っている。琉球セメントの港は、特定の目的に使用するものとして、沖縄県から特別な許可が与えられた港。セメントに関すること以外に使うことは違法である。国はそれを知っていながらあえてやろうとしている」と、国会内で追及していることを報告した。

この他、県議会代表や市民グループの代表も、それぞれに「土砂搬入はぜったに許さない」との決意表明を行った。

集会の前に、8時から10時まで、工事用ゲートでの座り込みも行ったが、さすがにこの日は工事車両の資材搬入はなかった。

辺野古へ向かう途中の沖縄自動車道伊芸サービスエリアの生垣に、ピンクのプルメリアが美しい。

 

 

2018年12月2日リンクURL

メールの不通 ~ 友人知人のみなさんへ

25日の夜からパソコンのメールの送受信ができなくなりました。

サーバーが外国からの攻撃を受けた(なんか戦争が始まったみたいで、いやな表現ですね)そうで、「乗っ取られ」てしまったとのことです。

<ゴールデンシャワーの花>

 「メールをしても返信がない」と、心配されている友人・知人や、ご迷惑おかけしている方々もあるかもしれません。いまだ復旧の目途が立っていませんので、このブログでお知らせすることにいたしました。

私に急用の方は、とりあえず携帯のショートメールでご連絡ください。折り返しこちらからご連絡差し上げます。ご迷惑おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

2018年11月29日リンクURL

座る私たちが主役! ~ 今日(11月28日)の辺野古

今日も暑くなりそうな気配の東の空、あと2~3日で師走というのに…。まるで飛竜のような薄雲をたなびかせて昇る朝日を眺めながら、7:45辺野古に到着。

 

 

 

 

 

 

 連日、抗議の人たちを強制排除して、50~100台のダンプによる資材の搬入が行われているゲート前。今日も早朝から160人ほどが座り込んだ。

神奈川県から大挙してやってきたのは退職女教師の皆さん。今日は全体的に人数が多かったので、バリロードの前にも椅子を並べて坐りこんだ。

 

いつもより時間がかかったが、それでも25分ほどで、全員がごぼう抜きに。

それでも、檻から解放された後、さらに道路の反対側から抗議の声を上げ続けた。

もう22年も、辺野古で闘い続ける島袋文子さんと大城敬人さん。二人の大きな背中に、いつも励まされる

一回目の搬入が終わって、テントに移動。島袋文子さんの車いすを押しているのは、稲嶺進さん(前名護市長)。

長野から「ピースアクション100」の皆さんが8人で参加。平和に関することは何でも取り組むというグループ。定期的に沖縄平和ツアーを組む。今回で6回目だが、それ以外に沖縄から島袋文子さんはじめ、稲嶺さんなどを招いての集会を、長野でたびたび開いている。

「沖縄に基地を押し付けているヤマトの人間の一人として、恥ずかしくて、どんな顔して沖縄に行けばいいのかという思いもあるが、それでもヤマトの国民全部が安部政権を認めているわけではないし、沖縄の戦いを尊敬している人たちもたくさんいるということを伝えるためにもとやってきた」と挨拶、今後も沖縄と連帯して活動を続ける決意を語った。

済州島(チェジュ)からやってきた彼女はアメリカ人。6年前から済州島に住み、「どうしたら軍隊をなくすことができるか」と活動を続ける。「どうしてアメリカ人のあなたが自国の軍隊(米軍)の反対運動をしているのかとよく聞かれる。それには”軍隊は国民を守るものではないし、兵士自身も守らない、自らの利益を守るだけ”と答えている。沖縄での米軍の横柄な態度には、アメリカ人として恥ずかしい。アメリカ人の私を、沖縄の皆さんが受け入れてくれたことがとてもうれしい、沖縄・辺野古の戦いに感謝している」と。

招かれて講演のため全国を飛び回っている稲嶺進さん。「全国どこへ行っても300~500人の人たちが集まり、熱気あふれる集会が開かれている。沖縄の闘いは決して孤立していないと実感している。私たちがあきらめないで闘い続ける限り必ず勝利する」と熱く語る。

.そして県内各島ぐるみからもそれぞれ地域での活動が報告され、県民投票の日が2月24日と決まったことを受け、「県民投票を成功させよう!」と呼びかけられた。

いつも元気な糸満島ぐるみの代表からは、辺野古までは来れないという人たちも参加できる街中のスタンディング活動が、毎週にぎやかに楽しく行われている様子が報告された。

12月2日に行われるなはマラソンのキャッチフレーズは「走るあなたが主役」、辺野古では「座るあなた、わたし、私たちが主役!」です。

 

2018年11月28日リンクURL