今日(11月20日)の辺野古~警視庁機動隊と海保の暴力に抗議

東京から警視庁の機動隊を導入してまで、
強引に辺野古埋め立てを進めようとする国の政策が
いま、海上での海保やゲート前での機動隊の暴力的な過剰警備を誘発し、
相次いで市民側にけが人を出している。

18日(水)、1200名もの市民でゲート封鎖、警視庁の機動隊は手も足も出せず、姿さえ現さなかった。
その反動で海保も機動隊も荒れるのではと、市民側は警戒していたところ、案の定翌日、翌々日と二日続けて海上では抗議船の船長や乗組員が乗り込んできた海保に、前日の仕返しとばかり強い力で首や頭を締め付けられ、意識を失いおう吐し救急搬送された。

19日沖縄タイムス記事

19日沖縄タイムス記事

ゲート前では、やはり機動隊に抑え込まれて肋骨にひびが入るなどのけが人を出した。

ゲート前ではこれまで沖縄県警と名護署が座り込みの市民に対応してきたが、同じ県民同市では対応の仕方が甘いと判断したのか、先月末からは東京から警視庁の機動隊200名が送り込まれてきた。

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彼らは、ゲート前に座り込む非暴力の市民に対して
まるでテロ集団にても挑みかかるかのように、襲い掛かる。
横たわる無抵抗の市民に、どさくさに紛れこぶしで腹部を何度も強打したり、
女性に対しては「ブタ一匹確保!」などと暴言を吐いたり、
沿道でプラカードを持ちアピール行動をしている市民を数人で取り囲み
威嚇的な言葉で恐怖を与えたりしている。

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20日のゲート前では、海保や機動隊に強い抗議をしながら、座り込みが行われ、市民に暴力を働いた機動隊員を特定して直接本人に証拠の写真を提示して、反省を求めた。

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両足で私の膝を挟み込んで動けないようにしている機動隊員

両足で私の膝を挟み込んで動けないようにしている機動隊員を下から激写。手で顔が写らないよう遮っている。

東京から送り込まれた彼らは、大浦湾を眼下に見下ろす高台の高級リゾートホテルに宿泊。早朝6時過ぎから8時過ぎまでの2時間が働いた後は、この高級リゾートにひきあげてくる。

警視庁機動隊が宿泊している高級リゾートホテル前で抗議行動

警視庁機動隊が宿泊している高級リゾートホテル前で抗議行動

一泊5万円から8万円もするこの高級リゾートホテルで、日中はどんなことをして過ごしているのやら。

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世界的な環境保護団体(WWF)は「生物多様性豊かな大浦湾は日本だけでなく、世界・人類の宝」と評している。

安倍総理!本当に、この海を埋め立てて戦争の道具・基地を作って、胸は痛まないのか!

2015年11月21日リンクURL

辺野古埋め立て、本体工事は始まったのか?

「辺野古の埋め立て工事は本当に始まったのですか?」と
県外に住む知人から質問のメールが届いた。

内外のメディアがこぞって「辺野古埋め立て本格工事開始」と大々的に報じているからだ。

海から見たキャンプ・シュワブ

<海から見たキャンプ・シュワブ>

 

私は、こう答えた。

「埋め立て本体工事は始まっていません。
国は国民向けにマスコミを使って埋め立てが始まったかのようにアピールしていますが、埋め立ての前提となる海底のボーリング調査さえもまだ5地点で終了していませんし、現在やっている工事は陸上部で兵舎を壊したあとのがれきを砕いて敷地を整地しているだけようです。

7月以来ストップしていた海底のボーリング調査が16日再開された

<7月以来ストップしていた海底のボーリング調査が15日再開された>

 

専門家によりますと、その次に行われる工事として予想されているのは本体工事のための作業ヤードを作り、さらに埋め立ての土砂を運び込むための仮設道路(後に取り壊す)を造らなければなりませんが、この両方の工事とも、名護市と沖縄県両方の許可をいくつもクリアーしないと始められない工事ばかりだということです。

 

また、碇石に続いて、新たに(王朝時代の)文化財が見つかっており、名護市による発掘調査(文化財保護法に基づく)が終わらないと工事は進められないということです。調査は少なくても十か月以上かかるといっています。

さらには、本体工事自体、、国はアセスの後にいくつもの設計変更届けを出しており、県も名護市もこれらの工事を許可するはずもありませんので、本体工事の着工は開始の目途さえつけられない、というのが専門家の見方です。」

DVC00034.JPGただ、憲法違反もなんのその、違法、無法なんでもあり、やりたい放題の安倍政権なので、何が起こってもおかしくない状況ではある。

向こうが粛々とくるなら、こちらは淡々と屈せずあきらめず、現場で工事を止める非暴力の抵抗を続けるだけである。

2015年11月19日リンクURL

座り込み500日の辺野古~1000人以上結集 機動隊も手が出せず!

辺野古のゲート前座り込み500日となった今日(11月18日)、
市民1000人以上の市民が結集で三つのゲートを封鎖、機動隊もあきらめたのか姿を現さなかったという。

500日の辺野古             <18日、琉球新報 より)

先週水曜日の500人に続いて、今日の1000人結集で、完全に作業車両の進入を封鎖。500以上の県民が集まれば工事をストップできることがわかった。

国の代執行手続きが進む中、このような国のあり方を問うため
今度は県側が国を提訴すると翁長知事が記者会見をし発表した。

訪米団出発式(16日)

訪米団出発式(16日)

15日に那覇を出発した島ぐるみ会議の訪米団は、17日サンフランシスコに到着、市議会が辺野古反対決議をしたバークレー市で市民対話集会を開き、「アメリカ国民も当事者であることを認識してほしい」と訴えた。

これに対し米国女性反戦団体・コードピンクのメンバーなど参加者から「訪米団の主張は正当だ」と共感の反応があったと、報告が届いている。

2015年11月18日リンクURL